ネガティブな感情に、あまり良くないイメージを抱いていませんか?
もし、悪いイメージを抱いてる人はネガティブな感情のデメリットに目を向けているからかもしれません。
- 不安になる
- モチベーションが下がる
- 否定的になる
- ストレスを感じる
- 向上心がなくなる
確かにネガティブな感情に支配されてしまうと不安や抑うつ状態が続いてしまったりして、私生活に悪い影響が出てしまう可能性があります。
しかし、ネガティブな感情は悪いことだけではありません。
ポジティブな感情と同様、ネガティブな感情も人が生きていく上で必要不可欠な感情です。
今回の記事ではネガティブな感情がもたらすメリットと、ネガティブな感情を成長につなげるコツについてご紹介します。
ネガティブな感情のメリットを知って感情をコントロールできるようになれば、今まで抱いていた不安を軽減できるようになるはずです。
特にネガティブ思考でお悩みの方におすすめですので、ぜひご覧ください。
ネガティブ感情のメリット
「ネガティブな感情は悪いことだ」という思い込みをなくすために、ネガティブな感情の良い部分、メリットについて見ていきましょう。
ネガティブな感情のメリットは次のようなことがあげられます。
- 最悪なケースを想定する
- 人に騙されにくい
- 新しいアイデアを生み出せる
- 真実を見抜く力がある
- 無理している自分に気づける
最悪なケースを想定する
物事を深く考えることにより最悪なケースを想定することができます。
事前に最悪なことをイメージしておけば、危険を回避することができます。
「石橋を叩いて渡る」のように物事を用心深く、慎重に進めていくことがメリットになります。
人に騙されにくい
人を疑うことにより注意深く観察し、詐欺師のような騙してくる人たちが近寄ってきても、騙されません。
「人を信用することがなかなかできない」と悩んでしまう方もいるかと思います。
確かに人を疑っていてばかりでは、いつまでたっても前に進めないこともあります。
ですが、人を疑うことで騙してくるような人から身を守れるということは、自分にとってプラスなことではないでしょうか。
時には人を疑うことも大切なことですね。
他にも、人を信用できなかったり他人に期待しない分、自然と自立心が芽生え、他人に頼らなくても生きていける術を身に着けることもできます。
新しいアイデアを生み出せる
ネガティブな感情でいると、悪い箇所に意識がいくので、悪いことばかりを気にするようになってしまいます。
逆に言えば、悪い点(改善点)を見つけ出すことができるのです。
改善すべきことに気づくことができれば、「それをどうにか改善できないか」と深く考え、より良いアイデアを思いついたりします。
真実を見抜く力がある
「本当にこれでいいのかな?」
「もっといい答えがあるんじゃないか?」
など、一般的に良いと思われてることに疑いを持ち、真実を見抜こうとします。
物事を慎重に考え、ハイリスクハイリターンを避ける傾向にあります。
そして確実性の高い道を見極めようとするので、安全でより良い人生を歩もうと心がけます。
無理している自分に気づける
「嫌だなぁ、つらいなぁ」と思うことは、きっと自分が無理をしているという合図です。
「大丈夫!大丈夫!まだまだ全然平気!」と、気持ちでカバーしていたら、知らず知らずのうちに疲労がたまって体調を崩してしまうなんてこともあるかもしれません。
ネガティブな感情を抱いて無理している自分に気づくことができれば、体や心をリフレッシュするなど自身の負担を減らすことができます。
ネガティブな感情を成長につなげるコツ
人は失敗したり嫌なことがあるとネガティブな感情を抱き、気持ちが落ち込んだりすることもありますよね?
ですがネガティブな感情を抱くことで、「次は失敗しないように気をつけよう」など自分の行動を改めようと思ったことはあるはずです。
ネガティブな感情を抱くからこそ自分を成長させてきたのではないでしょうか。
ではこれからネガティブな感情で落ち込むだけにならないように、自身の成長につなげるコツについて、以下の3つのことを紹介したいと思います。
- ネガティブな感情を受け入れる
- ポジティブな感情のメリットとデメリットも知る
- 感情のバランスと保つ
1.ネガティブな感情を受け入れる
ネガティブな感情は成長には欠かせませんが、ネガティブな感情に支配されてしまっては気持ちが落ち込み成長の妨げになってしまいます。
そうならないためにも、まずはネガティブな感情を受け入れることが大切です。
「ネガティブな感情を抱くのは自然なこと」
ネガティブな感情の悪い思い込みを捨てることから始めましょう。
ネガティブな感情から抜け出したいという人は、こちらの記事もおすすめです。
2.ポジティブな感情のメリットとデメリットを知る
ネガティブな感情にはメリットとデメリットの両方があることは知っていただけたと思います。
実はポジティブな感情にもメリットとデメリットがあります。
常にポジティブでいる方が良いと思われがちですが、ポジティブ過ぎることで、返って失敗を招いてしまうことだってあります。
たとえば、落ち込んでいる友達にポジティブであることが一番だとずっと励ましていたら、その友達は逆にそれを負担に感じてしまい、さらに思い悩んでしまった。
他にも、「お金なんてなんとかなるさ!」と楽観的に考えて計画なしにお金を使い込んでいたら、いざというときに貯金がまったく無いことに気づきとても苦労したなんてこともあるかもしれません。
もちろん失敗してから学んで成長することも大事ですが、失敗をしなくても成長することはできます。
「こういう行動をするとこんな失敗や不安があるかもしれない」とネガティブな感情を利用することで失敗を先読みできます。
ネガティブな感情を成長につなげるならば、ポジティブな感情のマイナスな部分もを知っておくことも大切ですね。
3.感情のバランスを保つ
ネガティブとポジティブどちらが良いというわけではなく、どちらも人間として必要な感情です。
この2つの感情を自分にとって一番心地よいバランスに保つことが大切です。
ベストなバランスを見つけることができれば感情をコントロールできるようになるはずです。
ネガティブな感情とポジティブな感情を最大限に活かして自分自身の成長につなげていってください。
感情をコントロールする方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので興味ある方は参考にしてみてください。
まとめ
以上、ネガティブな感情のメリットと成長につなげるコツについて紹介してきました。
ネガティブな感情は悪いことばかりではなかったですね。
- 最悪なケースを想定する
- 人に騙されにくい
- 新しいアイデアを生み出せる
- 真実を見抜く力がある
- 無理している自分に気づける
人によってネガティブな感情を抱くと気が落ち込むし不安になるから嫌だなと思う人もいれば、逆にチャンスだと感じる人もいるのはなんだか面白くないですか?
捉え方を変えるだけでネガティブが良いことだったり悪いことにできちゃうんです。
ネガティブな感情を良い悪いにするかは結局自分が好きに決めてしまえばいいってことなんですよね。
どうせならネガティブな感情を良い方向に捉えて、自身の成長につなげていきましょう!