「人と話すのが苦手」
「上手に会話して人と仲良くなりたい」
人見知りで人と話すことが苦手だったり、会話しても続かないというような悩みを抱えている人はいませんか?
私たちの身近な人たちで、よく話しかけられていたり、自分から話しかけたりしている人を見かけます。
実際、こういう人たちと会話をすると楽しいし、男女問わず人気者だったり仕事では出世している人もいます。
このようなよく話しかけられ、好かれている人を見ると
「あぁ、自分もあの人のようにたくさんの人たちと楽しくに会話ができたらなぁ」
などと羨ましく思うこともあるかもしれません。
この記事では人見知りな性格で話すのが苦手な人でも話しやすい人、話しかけられやすい人になれる方法について紹介していきます。
この方法を実践することで話しやすい人に少しでも近づくことができますので、人見知りな性格で悩んでいる方や人と話すのが苦手な方はぜひご覧ください。
- 話し上手になりたい
- 人と仲良くなりたい
- 人見知りを克服したい
- 身近に話しかけやすい人がいない
人見知りを克服するための方法
話しかけやすいになれば、人見知りを克服できたり、楽しく会話をすることができるようになります。
話しかけやすい人になるためのよくある方法では
「話しかけやすい人、話しかけられてる人のまねをする」
というのがあります。
いちばん参考になるのが、身近な人で「この人話しやすい人だな」「あの人はいつも楽しそうに会話してるなぁ」と感じる人がいたら、その人の行動や話し方をよく観察してまねをしてみることです。
そもそも話すのが苦手だし、話しかけやすい人よりも話しかけづらい人の方が多いと感じていませんか?
そんなあなたのために、実はもうひとつ話しかけられやすい人になるための意外な方法があります。
それは「話しかけづらい人から学ぶ」ということです。
「成功している人から学ぶ」というのはよくある話ですが、今回は、話しかけやすい人からではなく、「話しかけづらい人から学ぶ方法」について紹介していきます。
話しかけやすい人の特徴
「話しかけづらい人から学ぶ方法」の前に、まずは話しかけやすい人、よく話しかけられてる人の特徴を見てみましょう。
- 穏やかな人
- ニコニコしてる人
- 自分の話を聞いてくれる人
- マナー、礼節のある人
- ポジティブな言葉を使う人
- 褒める人
- 顔を見て返事をする人
- 話が楽しい人
- 話題や知識が豊富な人
- 話が分かりやすい人
- 共感してくれる人
- リアクションがいい人
以上のような人が話しかけやすかったり、よく話しかけられていると思います。
心穏やかな人であれば、落ち着いて物事を冷静に判断できるので相談事や悩み事があった場合に、しっかりと心で受け止めてくれるとても話しやすい存在です。
なにか教えてほしいことがあっても、せっかちな人やイライラしている人には声はかけづらいものですが、穏やかな人はやさしく丁寧に教えてもらえそうですね。
いつもニコニコしている人がいれば、「今日はなにかいいことあった?」なんて声をかけやすく、そこから会話がはずんだり、ニコニコしている人に感化され、まわりの人たちも笑顔になったりします。
自分の話を聞いてくれる人はどうでしょうか?
誰しも「自分のことをわかってほしい、理解してほしい」と思っています。
自分の話、意見を聞いてくれる人は非常に話しやすいです。人は自分の話を聞いてくれる人が大好きです。
そしてまわりの人たちからの好感度も高いですね。
やはり話しかけやすい人、よく話しかけられている人からの学びもたくさんありますね。
話しかけづらい人から学びはある?
話しかけやすい人から学ぶのように、うまくいっている人から学ぶというのはとてもいい方法です。
ですが身近な人に話しかけやすい人がいないのであれば話しかけづらい人から学べばいいのです。
話しかけづらい人から学べることはあるの?
もちろん話しかけづらい人からも学びはあります!
「話しかけづらい人から学ぶ」ということはとても有効な手段です。
なぜなら、「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあるように、他人の良いところは見習い、悪いところからは自分の振る舞いを改めることができます。
先日、メンタリストDaiGoさんが配信してるとても興味深いYouTube動画を見つけました。
シカゴ大学ブーススクールオブビジネスの研究では、人はプライドや理想などが邪魔をして失敗と向き合うことが難しく、実は自分の失敗から学びを得ているのではなく、自分の成功から多くを学んでいる。
他人の失敗ならば、そこに注目して人は学ぶことができるという研究結果が出ていると言っています。
気になる方はこちらの動画をご覧ください。
こちらの動画を見ていただくと分かるように、どうやら他人の失敗や欠点から学ぶことの方が、自分が失敗して学ぶより有効であるといえます。
さらに人間の脳は良いことよりも悪いことの印象を強く感じる特徴があります。
「話しかけやすい人よりも話しかけづらい人の方が多い」と感じているあなたは、もしかしたらこの人間の脳の特徴から話しかけづらい人の記憶が強く残っているからかもしれませんね。
話しかけづらい人の方が多いと感じているならば、せっかくなので話しかけづらい人たちから多くのことを学んでいきましょう。
話しかけづらい人の特徴と学び
では、どんな人たちが話をかけづらいでしょうか。
話しかけづらい人の特徴は以下の通りです。
- 自分のことばかり話す人
- 無表情な人
- 目を合わさない人
- 愚痴ばかり言う人
- 否定的な言葉を使う人
- 話が続かない人
- 自分の価値観を押し付けてくる人、正論を振りかざす人
- 怖そう、不機嫌、態度が悪い人
- 専門用語ばかり話す人
- 自分から話しかけてこない人
以上の話しかけづらい人の特徴と、そこから学べることについて順番に説明していきますね。
自分のことばかり話す人
会話をしていると自分の話ばかりしている人がいます。
こちらからは話をする隙もなく、聞いている側は「そうですよねぇ」とうなずくしかなくなります。
自慢話になってくると愛想笑いなどして聞くことに徹することになります。
<学び・自身の振る舞い方>
- 自分ばかり話していないか?
- 相手が不快になるような自慢話やマウンティングをしていないか?
- 自分の会話を客観的に見るように意識する
- 質問したりして相手が話し出しやすいように持ち掛けてみる
無表情な人
無表情の人と会話をしていると反応がわからないので、話しかけている側は「話聞いてくれてるのかな?」「私の話はつまらないのかな」などと感じてしまいます。
そのうち会話も楽しくなくなり、話しかけていることが申し訳なくなってきたりもします。
<学び・自身の振る舞い方>
- 無表情になっていないか?
- 会話中に他所事を考えてりしていないか?
- 相手の話を集中して聞くように心がける
- 相槌を打ってリアクションをする
目を合わさない人
あいさつや質問する時などの話しかけるタイミングで、スマホやパソコンの画面を見て目を合わせず返事するだけの人がいたりしませんか?
「いま、話しかけちゃいけないタイミングだったかな」
話しかけたことを申し訳なく思ってしまうこともあります。
「なんだよ、話しかけてるのに失礼な人だな」
なんて目を合わせてくれない人を失礼だと思ってしまうこともあるかもしれません。
返事をしている人は悪気もなく、忙しくて無意識に返事だけをしている可能性もあります。
相手がなにか作業しているときは、相手の邪魔をしないように話しかけるタイミングは十分に配慮することも大切ですね。
<学び・自身の振る舞い方>
- 相手の顔を見ず、返事だけになっていないか?
- あいさつする時もされる時も相手の目を見てにこやかに!
- 作業中で忙しいときは返事だけにせず、忙しい旨を伝えて後で応じるようにする
愚痴ばかり言う人
愚痴をいうのはストレス発散のためにも必要なことだと思います。
ですが、会話のほとんどが愚痴になってしまうと話している人は嫌なことを思い出し続けるし、聞いている側も話に共感してイライラしたり、気持ちが落ち込んだりもします。
最終的にお互いが会話に疲れを感じたりもします。
<学び・自身の振る舞い方>
- 多少の愚痴ならいいが、愚痴ばかりになっていないか?
- 自分が愚痴を話すときは笑いが起こるような、楽しい愚痴の話し方を考える
- 「まぁ、愚痴はこれぐらいにしておいて」と区切りをつける
否定的な言葉を使う人
- でも
- だって
- どうせ
会話をしていて、このような否定的な言葉ばかり使っている人と話していると、「この人はなにを言っても否定しかしてこないな」と感じてしまいます。
否定的な言葉を頻繁に使う人との会話は楽しさを感じないし、場合によってはその人との会話を避けるようになってしまうかもしれません。
<学び・自身の振る舞い方>
- 否定的な言葉を使っていないか?
- 否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉を意識して使う
- 読書するなど普段から高い自己肯定感を保っておく
ネガティブな感情になって否定的な言葉を使うようになってしまったり、自己肯定感を上げたい時はこちらを読んでみてください。
話が続かない人
話かけても会話が続かない、話しかけられたのに沈黙になる。
会話が続かずに沈黙が続くことで、気まずさを感じたりもします。
人見知りの方や、もともと話すことを好まない人がこの特徴に当てはまるかもしれません。
<学び・自身の振る舞い方>
- そもそも沈黙が悪いことだと思わないようにする
- 会話が苦手な人には無理に話しかけることはしなくてもいい
- 相手の興味のあることにヒットするように知識や話題を豊富にしておく
- 相手が返答しやすいように簡単な質問形式にする
自分の価値観を押し付けてくる人、正論を振りかざす人
「あなたもこうであるべきだ!」
「こうすることが間違いなくて一番いい方法だよ」
など自分の価値観を押し付けてくる人がいます。
確かにそれが正論で、ぐうの音も出ないということもあります。ですが素直に納得いかないこともありますよね。
<学び・自身の振る舞い方>
- 自分の価値観を押し付けていないか?
- 自分の考え方だけが正しいとは思わない
- 価値観は人それぞれということを認識する
- 相手の考え方も受け入れて相手を尊重することも大事
怖そう、不機嫌、態度が悪い人
人相が怖かったり、不機嫌そうな人にはやっぱり話しかけづらいですよね。
怖そうな人と話してみたら「実はすごくいい人だった」なんてことがあったりします。
もちろん見た目だけで判断してはいけないとは思うのですが、どうしても怖そうな人に話しかけなければいけない場面があったら、最初はすごく勇気がいると思います。
いかにも機嫌が悪そうだったり、態度が悪かったりする人がいたら「この人には今は近づかない方がいいな」と思うのが自然です。
<学び・自身の振る舞い方>
- 不機嫌さが顔や行動に出ていないか?
- まわりの人に不快な思いをさせる態度になっていないか?
- 常に笑顔でいることを意識する
- もし、イライラしてしまったら深呼吸をしてみる、いったんその場から離れて冷静になれる行動をとるようにする
専門用語ばかり話す人
自分が詳しくないジャンルの話題になった時、相手が専門用語を多用して話してくると話の内容がまったく頭に入ってこないときがあります。
例えば、株に詳しくない人が株のことについて説明を受けている場面では
「投資信託やETFがおすすめで~」
「信託報酬は低い方がいいですよ」
「この銘柄はPERが30倍だから割高ですね」
なんて専門用語がいっぱい出てくると聞いてる方は
「ん?信託報酬?」「いーてーえふ?ぴーいーある?」
もう私の思考は停止しました(笑)
難しい用語ばかりだと、「この人の話は難しいから聞くのはやめておこう」となることもありますね。
<学び・自身の振る舞い方>
- 自分の詳しい話題の時は専門用語を多用していないか?
- 自分が知っていることは相手も知っているとは限らない
- 相手が詳しくない話題の時は、できるだけ専門用語を使わず別の例えで話す
- 専門用語を使う時は相手にわかりやすく補足をつけながら話す
自分から話しかけてこない人
話しかけてこない人は、話しかけないでオーラを放っていたりする場合があるので話しかけづらかったりします。
会話というのは、誰かが話かけることがきっかけで始まります。
しかし、誰ひとりと話しかけることがなければそこから会話は生まれません。
その場は静まり返ってしまいます。
<学び・自身の振る舞い方>
- 話しかけないでオーラを放っていないか?
- 勇気をもって、自分から積極的に話しかけてみる
- 話すのが苦手なら、「今日はいい天気ですね」など、些細なことを会話のきっかけにしてみる
話しかけづらい人がいたら成長のチャンス
話しかけづらい人の特徴を紹介しましたが、あなたのまわりに話しかけづらい人たちはいませんでしたか?
話が苦手な人はもしかしたら自分自身も話がけづらい人の特徴に当てはまっていることに気づけたかもしれません。
あなたの身近な人で話しかけづらい人たちがいたら、それは自身を成長させるチャンスです。
「この人はいつも不機嫌そうだから話しかけづらいんだよなぁ」なんて感じことがあると思います。
しかし、それで終わるのではなく、「自分は不機嫌そうにしていないか?」と自分自身を客観的に見るようにしてください。
自分自身を客観的に見ることで、「自分もこういう時は不機嫌になりがちだから気を付けよう」と自分の振る舞いを改めることができます。
もしあなたが話しかけられやすい人を目指すのであれば、話しかけづらい人の行動や言動を注意深く観察してみてください。
話しかけづらい人への見方を少し変えるだけで、多くの学びがあるはずです。
ただ注意ですが、相手の話し方や行動を観察するときは、くれぐれも相手を不快にさせないよう配慮するようにしてくださいね。
特に不機嫌だったり、イライラしている人を観察するときはトラブルにならないように、近くで見過ぎたり、声をかけるタイミングには要注意です。
「やらないことリスト」を作成すると、さらに効率よく学ぶことができると思います。
まとめ
以上、人見知りで話が苦手な人でも話やすい人、話しかけられやすい人になるための方法について紹介してきました。
- 話しかけやすい人からは良いところのまねをする
- 話しかけづらい人の行動を見て自分の振る舞いを改める
今回は話しかけづらい人にフォーカスしてきましたが、話しかけやすい人、話かけづらい人の両方から学んでみてください。
そうすることが人見知りを克服、会話が得意になるための一番の近道だと思います。
他人の行動を観察することで、自分自身の行動を見直す良いきっかけになります。
人は「変わりたい」と願ったとき、なにか行動を起こさない限り変化は得られません。
人から学んだことを活かして、しっかり行動に移していくことが大切です。
自分から声をかけることに自信のない人は、ほんの少しだけ勇気を出して声をかけてみましょう。きっと大丈夫です!
人見知りな性格を克服するためや会話が得意になるために積極的に人と接して経験を積んでいきましょう。
ノートに書き出すことで記憶に定着されやすくなります。