「迷うくらいだったら買う、金は天下の回りもの」
「未来よりも今が大事!あり金は全部使ってしまえ!」
「いざというときは魔法のカードがある!」
過去の僕はこんな感じで金遣いの荒い人生を送っていました。
当然そんな生活を続けていれば貯金なんてできるわけもなく、お金に苦労する日々を過ごすに決まっています。
しかしそんなある日、たまたま読んだ本でミニマリストの存在を知りました。
なんてすばらしい生き方なんだ!
僕にとって運命の一冊です。
ミニマリストの生き方に猛烈に憧れ、僕も物を持たない暮らしを始めることにしました。
そして持ち物を減らし始めていくと、「なんでこんなものを買ってしまったんだろう」と、突然なにかの洗脳が解けたかのように過去の自分のお金の使い方を悔い改めました。
無駄な買い物をやめて持ち物を減らしまくった結果、お金と心に余裕が生まれ、人生の幸福度は確実に高まっています。
こちらの記事では、持ち物を減らしまくったからこそ気づくことができた、買って後悔したものやお金を費やして後悔したものを紹介していきたいと思います。
貯金がなかなかできないという人や支払いに追われる日々を過ごしているという人は、無駄な買い物をしている可能性がありますので、僕が過去に買って後悔してきたものと照らし合わせてみてください。
今までに買って後悔したもの10選
まずは、今まで買ったものやお金を費やしてきて後悔したものを一挙に紹介します。
僕は以下のものにお金を使って後悔しました。
- 普通車
- ステータスを上げるもの
- 必要以上の服や靴
- 言われるがままに加入してしまった保険
- 大型家具
- テレビ
- 広い賃貸
- ATM手数料
- クレジットカードのリボ払い、分割払い、キャッシング手数料
- ギャンブルに費やしたお金
普通車
以前住んでいた場所では車がないと不便でしたので車を所有していましたが、みなさんご存知の通り車には維持費がかかります。
特に車検の日が近づくにつれてストレスが増していったことを思い出します。
今は車を手放したのですが、車のない生活は僕にとってメリットの方が多かったです。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので興味ある方は読んでみてくださいね。
車を手放して気づいたことですが、車が必要であっても普通車である必要はまったくなかったといということでした。
軽自動車で十分なのです。
軽自動車は普通車よりも維持費が断然安いです。
車というのは人や荷物を乗せて目的地まで無事たどり着ければそれでよしなんです。
なのに僕が普通車に乗っていた理由は単純にカッコいいからという理由でした。
以前住んでいた地域では、車がステータス的な風潮があったからなのかもしれません。
軽自動車はあくまでセカンドカーの位置づけでした。
実際、僕が普通車をやめて軽自動車に乗り換えようとしたら親や友達から全力で止められましたし、以前付き合っていた彼女には「軽自動にしたら別れる」と真剣に言われたこともあります。
まぁ、それは僕の魅力が車よりも足りなかっただけなんですけどね(苦笑)
それはさておき、周りの意見を押し切ってでも維持費が安い軽自動車に乗っておけばよかったと今では後悔してます。
ステータスを上げるもの
先程の車もそうですが、ステータスを上げるものを買って後悔しています。
腕時計、ブランド財布、ゴールドカードなどなど、他人にかっこよく見られたいだけの買い物は本当にお金がもったいない。
本当にそれが好きで所有しているのならいいですが、僕の場合それらを身につけさえすれば女の子にモテると本気で思っていましたからね。
今思えば本当に恥ずかしいしカッコ悪かったです。
完全に目的を間違えていました。反省です。
必要以上の服や靴
以前の僕の部屋は服で溢れかえっていました。
ショッピングモールなどへ出かけると「この服いいなぁ」と、つい衝動買いしちゃうんですよね。
結局一度も着ることもなかった服や、一度くらいしか履いていない靴が棚にいくつもありました。
一度も着なかったってことは、クローゼットに飾るためだけに買ったってことですからね。
必要以上の服や靴を買うことはお金が余分にかかるのはもちろん、それらを保管するスペースの確保、服を整理整頓するのにかかる時間など、何一ついいことはありません。
服や靴は必要なときに必要な分だけ買うようにしておけばよかったです。
言われるがままに加入してしまった民間保険
僕は独り身なのに50,000円近くの民間の生命保険に加入していました。
当時は保険の知識は皆無で保険屋さんの言われるがままに保険を契約してしまっていたのです。
保険料の負担額が多く、支払いが困難になりそうだったので、アルバイトの掛け持ちで睡眠時間を削りながら稼いだお金でなんとか支払いをしていました。
いったいなんのために働いているのやら。
これで健康を害して病院に行くことになったら本末転倒です。
無知とは本当に恐ろしいことだと実感させられました。
これではいけない、お金や保険のことをしっかり学ぼう!
そうしてお金や保険のことを学んでいくと、公的保険の手厚さに気づくことができました。
特に高額療養費制度は本当にすばらしいですね。
高額療養費制度を利用すれば、もし重い病気にかかって医療費が高額になったとしても自己負担額が少なくてすみます。
高額療養費制度についてはこちらのサイトの解説がわかりやすいと思いますので興味ある方はごらんください。
暮らしに役立つ身近なお金の知恵・知識情報サイト『知るぽると』https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/kogakuiryohi/
このことを知ったおかげで、加入していた民間の保険のほとんどを解約することができました。
家族構成や年齢等で必要な保険は変わってくると思いますが、僕のように独り身なら国民保険でも十分賄えるはずです。
とはいえ、民間の保険に入っておくことで心の安心にもつながるので、ある程度の貯金ができるまでは最低限必要な掛け捨ての保険のみ加入しています。
貯蓄型の保険は完全に解約したので、その分のお金は貯金や新NISA制度を使って長期つみたて投資に回しています。
保険にかかわらず、お金に関する勉強は本当に大切です。
お金の知識がないと自分の手元から簡単にお金が離れていってしまいます。
大型の家具
大型の家具を買ってしまったのは僕にとって完全に大失敗でした。
具体的には以下の家具です。
- ベッド
- ソファ
- マッサージ機
僕は何度か引っ越しを経験しているのですが、引っ越しをする度に、これらの家具を運んだり処分したりするのに本当に苦労していました。
今は持ち物を必要最小限まで減らしたので引っ越しが超絶楽ちんです。
ベッドなんかなくてもマットレスで十分快適です。
ただし、すのこは必須ですよ。
必要以上のものを持たないことを意識しすぎて、すのこなしでマットレスのみにしていたらカビだらけになってしまったという苦い経験があります。
ソファに横になるとすぐ寝てしまうので体が痛くなってしまいますし、マッサージ機なんて最初の頃は使っていましたが、気づいたときには荷物置きになっていたので最悪です。
テレビ
以前住んでいた賃貸では、なにを血迷ったのか一人暮しなのに50インチを超える大型のテレビを2台設置していました。
リビングでごはんを食べながら見る用と寝室で布団で横になりながら見る用です。
リビングと寝室はすぐ隣の部屋なのにですよ。
当時の僕は本当に頭がおかしかったんだと思います。
大型テレビは大型家具と同様、運んだり処分するのに労力やお金がかかるので大変です。
他にも、テレビがあることでNHKの番組を観ていなくても受信料を払わなくてはいけません。
今はテレビがなくてもスマホで十分楽しめる時代です。
特にAmazonプライムでは月額600円払うことでAmazonの買い物でお急ぎ便が利用できることはもちろんのこと、様々な動画を楽しむことができるし、プライムリーディングやプライムミュージックで書籍や音楽を楽しむこともできます。
低価格でこのサービスの充実さはコスパが良すぎではないでしょうか。
お金をかけたくなければYouTubeなどの無料動画でも十分楽しめます。
もし、どうしてもテレビが見たいという場合はTVer(ティーバー)がおすすめです。
TVerは民放公式テレビ配信サービスです。
TVerがあればテレビ番組を無料で視聴することができます。
広い間取りの賃貸
僕は以前1LDKの賃貸アパートに住んでいました。
家賃は共益費と駐車場込みで75,000円ほどだったと思います。
住み始めた頃は満足感が高かったのですが、途中から家賃の支払いがきつくなり、掃除も一苦労でした。
ちなみに今住んでいる賃貸は1ルームで家賃と共益費込みで22,000円と激安です。
車は持っていないので駐車場代はいりません。
必要最小限のもので暮らす僕にとってはこれでも快適に暮らせてますし、掃除も楽ちんです。
これだけでも毎月53,000円もの差があります。
部屋が狭ければ物を置くスペースも限られてくるので余計なものを買わなくなります。
逆に部屋が広ければ、その広い空間に物を置きたくなるので必要のないものまで買ってしまうこともあります。
お気づきでしょうか?
前述で紹介してきた大型家具や大型テレビ2台を買ってしまったのは、広い賃貸に住んでしまったことがすべての元凶だったのです。
なぜお金に苦労してまで広い賃貸に住み続けようとしていたのか、今では疑問でしかありません。
ATM手数料
「数百円くらい別にいいや」と手数料なんて気にせずATMで頻繁にお金を引き出していました。
塵も積もればなんとやらです。
トータルでいったいどれだけの手数料を払ってきたことか…
銀行にお金を預けていても雀の涙ほどの金利しかつかないというのに、僕は銀行の売上に貢献しすぎていたかもしれません。
お金の知識がないゆえに手数料を軽視していたんですね。
クレジットカードのリボ払い、分割払い、キャッシング手数料
みなさんは複利の効果はご存知ですか?
複利の効果をざっくり説明すると、利子にも利子がついて雪だるま式にお金が増えていくというものです。
これはあの相対性理論で有名なアインシュタインが「人類最大の発明」と言うくらいすばらしいいものです。
複利の効果をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
複利の効果は一見いいことばかりに思えますが、この複利の効果は借金にはマイナスに働いてしてしまいます。
お金の知識がなかった僕はこの落とし穴にがっつりハマってしまいました。
クレジットカードのリボ払い、分割払い、キャッシングなどの手数料はほんとに気をつけてください。
月々の支払いが楽になると思ってこれらのサービスを利用したことがあるのですが、金利が金利を生み、金利ばかり支払うばかりで一向に借り入れ残金が減っていきません。
これは本当にマズイと思った僕は、最優先でクレジットカードの支払い返済に注力しました。
苦労しましたがなんとか完済。
早めに気づいてよかったですが、支払った金利はもう戻ってくることはありません。
借金に対する複利効果は本当に恐ろしいです。
ギャンブルに使っていたお金
最後はギャンブルに使っていたお金です。
過去の僕はパチンコ、パチスロ三昧。
今までどれだけ負けてきたことか。
いや違うか、負けたのではなくパチンコ屋に貯金してあるんだった
負け惜しみはやめろにゃー、もう二度と戻ってこないにゃー
たぶんですが、今までにギャンブルで溶かしてしまったお金は、車が一台買えるくらいだと思います。
いや、下手すると2台かも。
ダメだ、思い出すと悔しくてたまらん。
当時は店内は喫煙オッケーだったので空気もきれいではなく、座りっぱなしで肩は凝るし体も痛い。ずっと遊戯台を凝視してるので目も疲れる。そのうえで時間とお金が溶けていくわけです。
もし、これ以上もったいないお金の使い方がこの世にあるならぜひ教えていただきたい。と思うくらい無駄だったと感じています。
ほんとにもったいない、お金返してー
更にお金を減らし続けるものたち
僕にとって無駄だと感じた買い物やお金を費やしたものを紹介しましたが、これら後悔したものの共通点は、一度きりで終わりではないということです。
大型家具は引っ越しの際に運搬費用や処分費用がかかることもあります。
テレビはCMやテレビショッピング番組を見ることで購買意欲を駆り立てられ、次なる支出につながってしまう。
ステータスを上げるものは一つでも身につけてしまうと更なる欲望を求めてしまう。
本当に気晴らしに極稀に趣味程度にするくらいならまだいいかもしれませんが、ギャンブルには要注意です。
のめり込んでしまえば僕のように車一台、二台買えるくらいのお金なんて簡単に失ってしまいます。
今回紹介したものは買ったあとにもお金が減り続ける可能性があるものたちです。
もしお金を貯めたいのであれば、できる限りこのようなものは買うのを控えたり、利用を早急にやめましょう。
まとめ
以上、持ち物を減らしまくって気づけた買って後悔したもの、お金を費やして後悔したものを紹介してきました。
必要なもの以外は手放し、慎重に買い物をするようになった結果、持ち物と支出を大幅に減らすことができました。
あんなに金遣いが荒く貯金なんて皆無だった僕でも、今では貯金ができるようになりました。
貯金ができ始めると心にも余裕が生まれます。
もし、お金がなかなか貯まらないという人や支払いに追われる日々を過ごしているという人は、所有している持ち物やお金を費やしているものは本当に必要なものなのかを自問自答してみてください。
必要ないなと感じたものはとことん手放してみましょう。
勇気を出して手放せば、きっとお金や心に余裕が持てるようになりますよ。
今日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました!