新NISAで長期積み立て投資を考えている人は、毎月の積立金額や運用期間を事前にしっかり設定しおくことを強くおすすめします。
もし、これらをしっかり決めないまま投資を始めてしまえば、日々の暮らしが苦しいものになったり、将来思い描いていたほどの資産を築けないかもしれません。
自分にあった積立金額や運用期間を設定したい場合は、まずはゴールを明確にすることが必要です。
そこでおすすめなのが野村アセットマネジメントの取り崩しシミュレーションです。
野村アセットマネジメントの取り崩しシミュレーションを使うことで、将来自分にはいったいどのくらいの資産が必要なのかという最終的な目標資産を導き出すことができます。
こちらの記事では、野村アセットマネジメントの取り崩しシミュレーションの使い方について詳しく解説していきます。
これから新NISAを使って投資を始めようとしている人や、しっかりとした目標を決めずになんとなくで積み立て投資を始めちゃったという人にとても役立つ内容ですので、興味ある方はどうぞご覧ください。
取り崩しシミュレーションでできること
取り崩しシミュレーションの使い方の前に、取り崩しシミュレーションでできることについて少し紹介しておきます。
まずは野村アセットマネジメントの取り崩しシミュレーションのサイトはこちらになります。
https://www.nomura-am.co.jp/special/nomuwrap/simulation/reversal.html
野村アセットマネジメントの取り崩しシミュレーションでは、将来保有しているであろう資産を何歳からどのくらいのペースで取崩していけばいいのかという出口戦略を立てることができます。
例えば、保有資産が2000万円で65歳から毎月10万円ずつ取り崩したい場合、どのくらいの期間を経て保有資産が減少していくのかということがわかります。
さらには、保有資産を運用せずに取り崩していく場合と、例えば年率3%で運用しながら取り崩していく場合との資産状況の比較をすることもできるので、取り崩し時のプランがとても立てやすいです。
他にも、以下のようなことを知りたいときに取り崩しシミュレーションは非常に役に立ちますのでおすすめです。
- 毎月の積立金額をいくらにするか
- 将来の資産はいくら必要なのか
- 保有資産はどのくらいの期間で枯渇してしまうのか
- 取り崩しを開始する時期
ちなみに野村アセットマネジメントの取り崩しシミュレーションは会員登録もいらず無料で利用することができるので気軽にシミュレーションしてみてください。
取り崩しシミュレーションの使い方
それでは取り崩しシミュレーションの使い方を説明していきますが、以下のパターンを使ってシミュレーションしていきます。
- 保有資産 2000万円
- 取り崩し開始年齢 65歳
- 毎月の取り崩し額 10万円
- 運用しながら取り崩すパターン1(年率3%)
- 運用しながら取り崩すパターン2(年率5%)
それぞれの数値を以下の画像のように入力していきます。
入力が完了したら「計算する」をタップ
結果が出ました。
今回の例ですと、65歳から資産の取り崩しを始めた場合、運用しないで取り崩していく場合は81歳8ヶ月、年率3%で運用しながら取り崩していく場合は87歳11ヶ月、年率5%で運用しながら取り崩していく場合は99歳3ヶ月で資産を使い切ることになります。
グラフでも表示してくれるのでとてもわかりやすいですね。
グラフをタップすれば年齢ごとの残り資産を表示させることもできます。
将来の資産取り崩しの計画を立てるのに非常に役に立ちますね。
他にも、取り崩し年齢と取り崩し額を途中で変更した場合のシミュレーションもすることができます。
その場合は、取り崩し設定で「取り崩し年齢と取り崩し額を途中で変更する」をタップすることで入力できるようになります。
任意の数字を入力しみていろいろシミュレーションしてみてくださいね。
良いことばかりではなく悪いこともシミュレーションしておく
株式投資には必ずリスクが伴います。
このことは承知のことと思いますが、資産が順調に増えていて調子がよかったりすると、「株価は下がることはない、このままずっと資産は増え続けるに決まっている」などと株式投資のリスクを忘れてしまいがちです。
そうなってしまうと、早く資産を増やしたい一心で自分が負えるリスクの範囲を超えた金額を投資に回すようになってしまうかもしれません。
それはとても危険な行為だと思います。
将来の株価が上がるのか下がるのかなんて正確にわかる人は誰もいません。
リーマンショック級のような株価大暴落がいつか必ずくると思っておいてください。
そんな予期せぬ状況に陥ったとしてもパニックにならないために、常に最悪な場合を想定しておくことが大切です。
ですので、将来の資産をシミュレーションするときは、うまくいくパターンばかりをシミュレーションするのではなく、株価暴落など予期せぬパターンもいくつかシミュレーションしておくといいでしょう。
あらかじめいくつものパターンを想定しておけば、いざ株価が大きく下がったとしても冷静に対処できるようになるはずです。
まとめ
以上、野村アセットマネジメントの取り崩しシミュレーションの使い方について解説してきました。
もし新NISAで長期投資を始めるなら、最初に目標を明確にしておくことが肝心です。
目標を明確になっていなければリスクを取りすぎた投資になったり、株価が下がったときに不安になり途中で長期投資をあきらめてしまうかもしれません。
投資を長く続けたいという人は今回紹介したようなシミュレーションなどを使って明確な目標を決めておくようにしましょう
投資を始める前の大切なことについて紹介している記事もありますので、これから投資を始めようとしている人や投資に興味が湧いた人はぜひ一読してみてください。
長期投資の毎月の積み立て額をいくらにしようかとお悩みの方はこちらの記事もおすすめです。