「すぐに物事を悪い方向に考えてしまう」
「ポジティブ思考の人がうらやましい」
このようにネガティブ思考であることに悩んでいる人は、自己肯定感を高めることで後ろ向きな考え方やネガティブな性格から解放されるかもしれません。
自己肯定感を高めることで様々なメリットを得られます。
- 失敗を恐れなくなる
- 様々なことに挑戦しようとする
- 幸福感が得られる
- 落ち込むことが少なくなる
- 自分のことが好きになる
自己肯定感を高めることができれば、物事を前向きに捉え、自分らしく生きられるようになります。
今回はネガティブ思考がちな人向けに、自己肯定感を高める方法についてご紹介します。
この方法を実践することで気持ちが前向きになり、自分らしさを手に入れることができます。
なんだか毎日やる気が出ない、ネガティブな性格を直したいという人は、ぜひご覧ください。
ネガティブな思考でお悩みの方は、自己肯定感が下がってしまう原因についてまとめた記事もありますのでこちらも参考にしてみてください。
自己肯定感を高める方法11選
それでは早速、自己肯定感を高める方法を紹介します。
自己肯定感を高める方法は以下の通りです。
- 鏡に映る自分にポジティブな言葉をかける
- 散歩してみる
- 価値観が似ている人と話す
- 十分な睡眠をとる
- ネガティブな感情を受け入れる
- 相手や自分を褒める
- 他人と比べない
- 否定的な言葉を発しない
- ニュースを見ない
- 寝る前に一言日記を書く
- 自己啓発系の書籍を読む
すぐに実践できる方法も多いと思いますので、できそうなものを選んでみてくださいね。
ではこれらの自己肯定感を高める方法について順番に説明していきます。
鏡に映る自分にポジティブな言葉をかける
自分の姿を鏡で見たときに
「なんだか最近シワが増えたなぁ」
「今日は髪型はいまいち決まらないなぁ」
など、人は自己肯定感が下がっているときは否定的なことを思いがちです。
そんな時は、鏡に映る自分にポジティブな言葉をかけてみましょう。
「今日は顔色がいいね!」
「今日も笑顔で元気いっぱいだ!」
など、一種の自己暗示のようにポジティブな言葉をかけ続けることによって自己肯定感はあがっていきます。
ですので、毎日鏡に映った自分を見たときは、常にポジティブな言葉をかけてあげてましょう。
散歩してみる
散歩をするだけで自己肯定感を高める効果が期待できます。
散歩をすることによって生活のリズムが整う効果がありますし、風景を眺めたり風を感じたりと、自然と触れ合うことでリラックスでき、ストレスの発散にもなります。
外に出て太陽の光を浴びることで、セロトニンという幸せホルモンが分泌されます。
セロトニンを得ることで精神が安定したり、安心感を得たりできるので気持ちが前向きになりやすいです。
価値観が似ている人と話す
自分と同じ趣味や気になっている話題など価値観が似ている人と話すと、なんだかすごく楽しくないですか?
愚痴の言い合いや悩みを話すのはストレス発散になることもあります。
確かにストレスを発散するために、時には愚痴や悩みなどをこぼすのも大切です。
ですが、ネガティブな会話ばかりしてしまうと相手も自分も、そのうち気が滅入ってしまって、自己肯定感が下がってしまう可能性があります。
もし自己肯定感を高めたいのであれば、ネガティブな会話はほどほどにして、価値観の合う人と楽しい会話をするように心がけてみましょう。
十分な睡眠をとる
睡眠を取ることは大切なことだということはみなさんご存じかと思います。
わかっているものの、毎日が忙しくて十分な睡眠をとれていない人もいるのではないでしょうか。
しかし、睡眠を取るということはものすごく重要です。
十分な睡眠を取ると、以下のようなメリットが得られます。
- 疲労回復
- 記憶を整理し定着させる
- 免疫力が向上する
- 新陳代謝が活性化される
- 不安やストレスが減る
しっかり睡眠を取らないと、体も心も健康ではいられなくなるといわれており、自己肯定感も下がってしまいます。
やはりしっかりと睡眠時間を確保することは重要ですね。
では、十分な睡眠とはどのくらいの睡眠時間なのでしょうか。
世の中にはショートスリーパーやロングスリーパーといった人たちもいますし、まだわかっていないことが多く、残念ながら適切な睡眠時間というのは断定できないとのことです。
ですが一つの目安として例を挙げておきますと、カリフォルニア大学の研究チームの研究結果によると、7時間の睡眠時間が良いとされているそうです。
自己肯定感を高めるためには、質の良い睡眠を心がけていきたいものですね。
ネガティブな感情を受け入れる
自己肯定感が低いとネガティブな感情を抱きやすくなります。
自己肯定感を高めたいのであれば、なるべくネガティブな感情にならないようにすることが必要です。
そんな時は、まずはネガティブな感情を受け入れることから始めてみてください。
ネガティブな感情を受け入れることによって「今、自分はネガティブな感情を抱いているな」と気づけるようになれます。
自分がネガティブ感情になっていることに気づくだけでも気持ちは和らいだり、冷静は対処ができるようになります。
ネガティブな感情から抜け出す方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
相手や自分を褒める
人を褒めることによって相手と自分の双方にメリットがあります。
相手を褒めると良好な関係を築けたり、会話をしているだけでお互いが楽しくなり気持ちが前向きになったりします。
自己肯定感が低くなっていると人の悪い面ばかりが気になってしまいます。
積極的に良い面を見つけて褒めてあげるようにしましょう。
どうにも気が合わない人とは無理に接しようとせず、いったん距離を置くことも大切です。
他にも、人を褒めるのと同じくらい大事なのが「自分を褒めること」です。
仲のいい友達や大切な人たちには優しく接してあげられるのに、自分のこととなると厳しくなる人もいますよね。
自己肯定感が下がっていると「どうせ自分なんか」「なんて自分は無力なんだ」など心の中でネガティブワードを思い描いてしまいます。
そんな時は大切な人と接するように自分自身にも優しく接してあげてみてください。
自分を褒められるようになると自分自身が好きになり、自己肯定感が高まります。
最初は慣れないかもしれませんが積極的に相手も自分も褒める習慣を身に着けていきましょう。
他人と比べない
日常で自分と他人を比べてしまうことはありませんか?
- 周囲の目や評価が気になる
- みんながやってるから自分もやらなくては
- 同じ年代の人たちより稼ぎが少ない
- TwitterやインスタグラムなどのSNSを見ていて劣等感を抱く
このように自分と他人を比べて不安になったり落ち込む経験をしたことがあると思います。
ですが、よく考えてみてください。
自分とまったく同じ人間なんて存在しません。
人それぞれ生まれてきた経緯も環境も考え方も違います。
なので他人と比べる必要なんてありません。
例えば、野球経験のない人が野球中継を見ていて、ホームランを何本も打つ選手を見たとしましょう。
そんな時に「自分にはホームランなんて打てないから駄目な人間だ」なんて思いませんよね?
今のは極端な例でしたが、人はそれぞれ違います。
そもそも他人は自分と比べる対象ではありません。
あなたは唯一無二の存在なので安心してください。
ニュースを見ない
自己肯定感を高めるためにはニュースを見ないことをおすすめします。
なぜかというと、ニュースはネガティブな内容の報道が多いからです。
今の時代はネット社会なのもあって、テレビ以外でもスマホでニュースをすぐに見れる状況にあります。
一日にニュースをよく見る人はネガティブな内容の記事に感化されて、「なんだか悲しい」とか「こんなことは許せない」など負の感情を多く抱いているかもしれません。
ニュースは世の中のことを知るためのツールとして必要かもしれませんが、時にはニュースとの距離をおくことも大切だと思います。
ニュースの必要性に関したことが書いてある「News Diet」というおすすめ書籍がありますので、興味ある方は読んでみてくださいね。
否定的な言葉を発しない
ちょっと嫌なことがあると「なんだよ、もう」とか、騒がしい場所に行くと「うるさいなぁ」と言葉にしたり、舌打ちをすることが癖になっている人もいるかと思います。
癖になっているのでしかたがありませんが、否定的な言葉が口癖になっている人は自己肯定感が低い傾向にあると感じます。
もしかしたら否定的な言葉を常に発していることで自己暗示にかかり、否定的な感情を抱いてしまうのかもしれません。
そうならないためにも逆に肯定的な言葉、前向きな言葉を発するように意識してみてください。
意識していても最初はつい否定的な言葉を使ってしまうと思います。
そんなときは、もし否定的な言葉を使ったとしても「あっ、今のはなし!」といえばセーフです(笑)
最初は否定的な言葉を発したことに気づくことが大切です。
気づくことで前向きな気持ちに切り替えられるように徐々になっていくはずです。
自己啓発系の書籍を読む
自己啓発系の書籍を読むことで、自己肯定感を高める効果が期待できます。
自己肯定感の高め方について書かれている書籍も数多く出版されているので、自己肯定感を高めるには読書は特におすすめの方法です。
読書の効果や本をたくさん読めるようになる方法についてまとめてある記事がありますので、興味ある方はこちらも参考にしてみてください。
寝る前に一言日記を書く
寝る前に一日であった良かったことを日記に書くことです。
一言でいいのでノートやスマホのアプリなどに最低1つ以上書きます。
例えば
「今日のお昼ご飯おいしかった!」
「コンビニの店員さんがすごく親切だった!」
「今日は天気が良くて気持ちがよかったな!」
など些細なことでいいので、よかったことを日記にします。
人は寝ている間に記憶の整理や記憶の定着をさせるといいます。
特に寝る直前の情報は記憶力がアップします。
ポジティブな情報を記憶に残すことで自己肯定感を上げるのに期待できます。
逆に不安を抱えたまま寝てしまうとネガティブな情報が定着してしまうので自己肯定感を下げてしまう原因にもなってしまいます。
ポジティブな情報を記憶に定着させて、朝起きたときは気持ちの良い一日の始まりにしたいですね。
自己肯定感を高めるときの注意点
自己肯定感を高めるときに3つ注意点があります。
- 三日坊主にならない
- 無理をして自己肯定感を高めようとしない
- 自己肯定感を過度に高めない
三日坊主にならない
まず一つ目は自己肯定感を高める行動が三日坊主にならないということです。
自己肯定感を高める行動をした直後は少し気持ちが上向くかもしれませんが、数日でやめてしまうとすぐに元の気持ちに戻ってしまいます。
今回紹介した自己肯定感を高める方法の中からひとつでもいいので自分ができることを毎日少しずつ続けることが大切です。
毎日続けることで習慣化され、自己肯定感が高い状態を維持できるようになれるはずです。
無理をして自己肯定感を高めようとしない
2つ目は無理をして自己肯定感を高めようとしないということです。
三日坊主にならないように続けることが大事といっておきながら、無理ならやめましょうなんて逆のことをいってしまってごめんなさい。
確かに、すぐにあきらめてしまうことは自己肯定感を高めることにつながりません。
ですが、無理をして自己肯定感を高めようとしてしまうと返って心を傷つけてしまう可能性があります。
たとえば、本当はつらいけどネガティブな言葉を発してはダメだと思い、「平気平気、まだまだ大丈夫!」と心に嘘をついてポジティブでい続けようとすると、いずれ限界がきて心が壊れてしまうかもしれません。
真面目な人ほどがんばって無理をしてしまいます。
心がすり減るくらいの思いを感じたら、すぐに自己肯定感を高める行動をやめてください。
自分にあった方法で自分に合うペースで行動して続けていくことのほうが大切です。
自己肯定感を過度に高めない
3つ目が自己肯定感を高めすぎないということです。
自己肯定感を過度に高めてしまうと、「自分のやっていることは正しい」「自分は間違っていない」など自信過剰になり、自己中心的な態度を取るようになってしまう可能性があります。
他にも自分軸で生きる度が過ぎて、他人の意見や行動を軽視する傾向が出る場合もありますので、自己肯定感の高めすぎには注意が必要です。
ポジティブ思考になり過ぎたときに受ける悪影響についてまとめた記事もありますので、こちらも参考にしてみてください。
まとめ
以上、自己肯定感を高めるための方法についてご紹介しました。
最後に自己肯定感を高めるための行動をおさらいしておきますね。
- 鏡に映る自分にポジティブな言葉をかける
- 散歩してみる
- 価値観が似ている人と話す
- 十分な睡眠をとる
- ネガティブな感情を受け入れる
- 相手や自分を褒める
- 他人と比べない
- 否定的な言葉を発しない
- ニュースを見ない
- 寝る前に一言日記を書く
- 自己啓発系の書籍を読む
これらの方法は今日からでも簡単にできる方法です。
思い立ったらすぐに行動するということも自己肯定感を高めることにつながります。
まずは自分ができそうなことから取り組んでみてください。
自己肯定感を高めて、自分らしく生きていきましょう!
最後に自己肯定感が高まる書籍を紹介して終わりたいと思います。
私が実際に読んで自己肯定感を高めることができた書籍を選んでみました。興味ある方は読んでみてくださいね!
\自己肯定感が高まるおすすめ書籍/
「最新科学から最高の人生を作る方法 THE THREE HAPPINESS 精神科医が見つけた3つの幸福」 樺沢紫苑(著)
「自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと」わたなべぽん(著)
「メンタル強め美女白川さんシリーズ」獅子(著)