「またカッとなっちゃった…」
「なんで私ばかりイライラしてしまうんだろう…」
日常生活で、予期せぬ出来事に嫌な思いをしたり、気持ちが沈んでしまうことは誰にでもありますよね。
特に、怒りやイライラといった感情は、私たちを疲弊させ、後悔の念に苛まれる原因になりがちです。
今回の記事では、怒りやイライラといったネガティブな感情を一瞬で消す魔法のような、3つの感情コントロール術をご紹介します。
これらの方法を実践することで、あなたは怒りの感情に振り回されることなく、より穏やかな自分になることができるでしょう。
もし、怒りの感情に振り回されてるなと感じているなら、ぜひ最後までご覧ください。
- 些細なことで短気になってしまう
- 常にイライラを感じやすい
- ネガティブ思考に陥りやすい
- 怒りの感情をコントロールしたい
怒りの感情をコントロールするための3つのステップ


私たちが抱くネガティブな感情、特に怒りをコントロールするために、ぜひ実践してほしい3つのステップがあります。
- 負の感情が生まれる仕組みを理解する
- 自分が怒っている瞬間に気づく
- 感情を解放する「クリアリングメソッド」を試す
これらのステップを踏むことで、日常的な怒りやイライラが軽減され、より快適な毎日を送れるようになるはずです。
ステップ1:負の感情が生まれる仕組みを理解する
まず最初に理解しておきたいのは、ネガティブな感情は人間の本能として備わっているということです。
「ネガティブな感情」と聞くと、どうしても悪いイメージを持ってしまうかもしれません。
しかし、ネガティブな感情は決して悪いものではなく、私たちを守るための重要な役割も担っています。
例えば、悪質な儲け話を持ちかけられた時、「なんだか怪しいな」と感じるネガティブな感情のおかげで、詐欺などの危険を回避できることがあります。
ニュースで報道されるような金銭トラブルを未然に防ぐためには、時には人を疑うことも必要なのです。
このように、ネガティブな感情は私たちが生きていく上で必要不可欠な自己防衛機能と言えるでしょう。
今回は、数あるネガティブな感情の中でも、特に私たちが悩まされやすい「怒り」にフォーカスしてお話していきます。
日常生活で嫌なことがあった時、私たちはイライラしたり、時には怒鳴ってしまったりすることがあります。
後で冷静になって考えると、「なぜあんなに怒ってしまったんだろう」と後悔することもあるでしょう。
しかし、それはあなたのせいではありません。
人間の脳の仕組みとして、期待していたこととのズレが生じた時に、怒りの感情が湧き起こるようにできているのです。
例えば、仕事で後輩に指示した業務が、期待通りに進まなかったり、のんびりとした態度で取り組んでいるのを見た時、
- 「なぜもっとテキパキと仕事ができないんだ?」
- 「もっと効率的なやり方があるはずなのに…」
- 「私なら絶対にそんな無駄なことはしない!」
といったように、自分の理想と現実のギャップに不満を感じ、怒りの感情を抱いてしまうのです。
かつての僕も非常に短気で、怒ってしまった後に「またやってしまった…」「なぜもっと冷静に対応できなかったのだろう」と自己嫌悪に陥ることがよくありました。
もしあなたが、怒ってしまったことで後悔する経験があるなら、まずは深呼吸をして落ち着いてください。
「ネガティブな感情を抱くのは、脳の自然な反応なのだ」と受け入れることが大切です。
ネガティブな感情は悪いことではない、ネガティブな感情のメリットについて紹介しているので、こちらを参考にしてみてください。


ステップ2:自分が怒っている瞬間に気づく


怒りの感情をコントロールするために非常に重要なことは、「自分は今、怒っているんだ」と自覚することです。
ステップ1で、怒りの感情は自然な反応だと理解していれば、自身の怒りの感情に気づきやすくなるはずです。
実際に怒っていることに気づいたら、以下のことを試してください。
- 深呼吸する
- その場から一旦離れる
- 少し時間を置く
- ウォーキングなど軽い運動をする
自分の感情に気づくことで、心は落ち着きを取り戻し、冷静に物事を対処できるようになります。
もし怒っていることに気づかないままでいると、怒りの感情はどんどんエスカレートしていき、周囲との関係悪化やさらなるストレスにつながる可能性があります。
怒ることは、想像以上にエネルギーと時間を消費する行為です。
できるだけ早く「自分が怒っている」というサインに気づき、意識的に対処することが大切です。
先ほどの「後輩が思うように動いてくれない」という場面で怒りの感情を抱いてしまった場合の具体的な対処法を考えてみましょう。
実践ステップ
心臓がドキドキしている、顔が赤くなっているなど、身体のサインを意識してみしょう。
このように、負の感情に気づくことから始め、冷静に受け止め、建設的な解決策を探ることで、物事はスムーズに進みやすくなります。
コミュニケーションは非常に重要です。一方的に怒ってしまうと、後輩は萎縮してしまい、良好な関係を築くことは難しくなります。結果として、仕事の効率も低下してしまうかもしれません。
まずは、自分の感情に気づくという第一歩を意識することから始めてみましょう。
ステップ3:感情を解放する「クリアリングメソッド」を試す


最後にご紹介するのは、「クリアリングメソッド」という感情解放テクニックです。
これは、Amazonの電子書籍で見つけたKeiichiさんという方が執筆された「心の浄化法:怒りや不安が消える感情の解放メソッド クリアリングメソッド」という書籍に紹介されていたもので、非常に興味深く、実際に試してみたところ効果を感じました。
クリアリングメソッドの基本的な考え方は、ネガティブな感情を無理に抑え込むのではなく、感じ尽くして手放していくというものです。
簡単にその方法を説明すると、
- 湧き上がってきたネガティブな感情を客観的に捉える。(例:「ああ、今私はすごくイライラしているな」)
- その感情のエネルギーが体のどこにあるかを感じ、深呼吸をしながらその感覚に意識を集中させる。(特に胸のあたりで感じることが多いようです)
- ただただ、胸の中で渦巻く感情のエネルギーを感じ続け、それが自然と消えていくのを待つ。
より詳しく知りたい方は、ぜひKeiichiさんの書籍を読んでみてください。
不思議なエピソードも満載で、読み物としても面白いのでおすすめです。
正直、最初は「そんなことで本当にネガティブな感情が消えるのだろうか?」と半信半疑でしたが、実際に試してみるうちに、少しずつネガティブな感情をコントロールできるようになっていくのを実感しました。
手応えを感じた私は、このクリアリングメソッドを自分なりにアレンジして実践しています。
その方法を詳しくご紹介しますね。
例えば、「なんだかイライラするなぁ」と感じたとします。
まず、そのイライラを胸の真ん中あたりで意識的に感じます。
「今、自分はイライラしているぞ。そう、イライラしているんだ」と、その感情を言葉に出してみるのも効果的です。
こうして負の感情を感じ尽くしていくと、次第に気持ちが落ち着いてくることがあります。
しかし、それでも心の奥底にモヤッとした感覚が残ることがあります。それは、イライラの原因となった出来事に対して、まだ納得できていないのかもしれません。
そんな時は、心の中に残ったモヤモヤとしたカスのようなものをイメージし、そこにブラックホールを発生させるのです!(笑)
すると、そのブラックホールがダイソンの掃除機のように、モヤモヤとした残りカスを全て吸い込んでくれます。
吸い込んだ後、ブラックホールは消滅し、なぜか辺り一面に緑いっぱいの大自然が広がるイメージを持つようにしています。
その結果…心がスッキリするんです!
「いったいどういう世界観なんだ?」と思われるかもしれませんが(笑)、僕はこの方法で負の感情をコントロールしています。
考え方は人それぞれ自由です!ぜひ、あなた自身が心地よいと感じる方法で、このクリアリングメソッドを試してみてください。
まとめ|怒りをコントロールして、穏やかな自分へ
今回は、怒りの感情を一瞬で消す、3つの感情コントロール術をご紹介しました。
改めて、怒りの感情をコントロールするためのポイントをおさらいしましょう。
- 負の感情が生まれる仕組みを理解する
-
ネガティブな感情は悪いことではない
ネガティブな感情を抱くのは自然なことだと認識する
ネガティブな感情を抱いたとしても、自分を責めない - 自分が怒っている瞬間に気づく
-
できるだけ早く負の感情に気づく
自分を客観的に見て冷静に対処する - 感情を解放する「クリアリングメソッド」を試す
-
ネガティブな感情を抱いてしまった時は、その感情を感じ尽くす
感じ尽くした後に、自分なりの方法で負の感情を手放す
かつての僕のように、感情に振り回されて悩んでいる方もいるかもしれません。
しかし、怒りやイライラといった負の感情を意識し、適切に対処できるようになれば、心にゆとりが生まれ、物事を冷静に判断できるようになります。
そして、あなたが穏やかに振る舞うことで、周りの人もその変化に気づき、穏やかな態度で接してくれるようになるかもしれません。
負の感情は周囲に伝染しやすいものですが、良い振る舞いもまた、周りに良い影響を与える力を持っています。
まずは、あなた自身の感情をコントロールすることから始め、あなた自身と周りの人たちがより穏やかな気持ちで過ごせるようにしていきましょう。