「やりたいことがわからない」
「得意なことなんてないよ」
誰もが一度は自分のやりたいことや得意なことがわからなくて困った経験をしたことがあるかと思います。



自分のやりたいこと、得意なことって簡単に見つからないですよね。



簡単に見つかったらそりゃ苦労しないにゃー
もしかしたら、やりたいことや得意なことが見つからないのは「自分にはできるわけがない」というちょっとした思い込みが原因かもしれません。
しかし、「やりたいこと、得意なこと」というのは意外と簡単な方法で見つかるかもしれません。
今回は自分が本当にやりたいことや得意なことがわからないと悩んでいる人に「やりたいこと、得意なこと」を見つけ出す方法についてご紹介したいと思います。
この記事のことを実践することで、「あっ、自分はこれがやりたかったんだ」「自分には得意なことがあったんだ」と気づくことができるようになりますのでぜひご覧ください。
やりたいこと、得意なことが見つかる5つの方法


では早速「やりたいこと、得意なこと」を見つけ出す方法を紹介します。
- 親しい人に聞いてみる
- 自己肯定感を上げる
- やりたくないことをリストにする
- 人よりほんの少しだけ優れていればいい
- 見つかるまで探す
この5つの方法を実践するだけで、やりたいことや得意なことを見つけ出すことができます。
これらの方法について順番に解説していきますね。
親しい人に聞いてみる
やりたいことや得意なことは自分では気づきづらいものです。
自分を客観的に見ることができれば、もしかしたらすぐに気づけるかもしれません。
とはいえ、自分を客観的に見るのって結構難しいですよね。
もし、自分ではなく親しい友人が同じようにやりたいこと、得意なことがわからず悩んでいたとしたら、その友人の得意そうなことや合っていそうな職種や趣味など、なにかアドバイスをしてあげられませんか?
親しい人ならよく観察していると思うので、その人の良さに気づいてあげられたりするはずです。
他人のことにはよく気がつくのに、自分のこととなると気づけないのはちょっと不思議ですよね。
ということで、自分の良さに気づけないのであれば、親しい人に聞いてみるのが一番です。
自分と親しい友人や家族、信頼している人に聞けば、案外簡単にやりたいこと、得意なことが見つかったりします。
自己肯定感を上げる
自己肯定感が高いと、やりたいことや得意なことが見つけやすい可能性があります。
たとえば、先程のように親しい友達に「私のいいところはなにか?」と尋ねたとします。
そんなとき、自己肯定感が下がっていて自分に自信がなかったりすると、友達のアドバイスに対して「自分にはそんな能力ないよ」なんて素直に受け止めることができないかもしれません。
逆に自己肯定感が高く、自分に自信があるとすれば、「君がそういうんだったらやってみようかな」「自分にもできるかもしれないね」など、友達からのアドバイスを素直に受け止めようとするはずです。
それに自己肯定感が高ければ物事を前向きに考えることができるので、人に聞かずとも自ら「これは得意かもしれない!一度やってみよう」というようにチャレンジ精神が芽生え、意外とすぐにやりたいこと、得意なことが見つかるかもしれません。
自己肯定感を高める方法についてまとめた記事があります。ネガティブ思考でお悩みの方はこちらの記事を参考にしてみてください。


やりたくないことをリストにする
やりたいことを見つけたい場合、少しおもしろい方法でやりたいことが見つかったりします。
その方法とは、「やりたいこと」ではなく、「やりたくないこと」を知るということです。
まずは、やりたくないことを紙に書いてリストアップしてみてください。
やりたいことはわからないけど、やりたくないことだったら意外とスラスラ書けたりします。
やりたくないことが書けたら、すぐその横に逆のことを書いてみてください。
少し例をあげてみますね。
やりたくないこと | やりたいこと |
会社の行きたくない飲み会 | 友達同士の楽しい飲み会 |
お金のために我慢して働く | お金を気にせず楽しく働く |
人前で話すのこと | 人の話を聞くこと |
実はやりたいことというのは、やりたくないことの裏返しだったりすることもあります。
たとえば、やりたくないこと、苦手なことが「人前で話すこと」であれば、それとは逆にやりたいこと、得意なことは「人の話を聞くこと」ということに気づくことができます。
この場合、もしやりたい仕事を探しているとしたら、カウンセラーのような人の話を聞く仕事がその人には合っているかもしれません。
他にも、やりたくないことが「お金のために我慢して働く」だったら、やりたいことは「お金を気にせず楽しく働く」ということに気づけます。
もちろん気づくだけではなにも解決しないので、やりたいことに気づけた後は「お金はともかく、楽しいと思える仕事に思い切って転職もしくは起業してしまおうか」「支出を減らして、まずはお金と心に余裕を持とう」などと解決策を考えることは必要です。
ただ、やりたいことを見つけ出すという点では、やりたくないことを書き出すことはとても有効な手段だといえます。
さっそく紙を用意して、やりたくないことを書き出してみましょう。
人よりほんの少しだけ優れていればいい


ほんとは特技がある人なのに、それに気づけないのは、「特技というのは、ずば抜けた才能でなければいけない」という勘違いがあるからだと思います。
そういった勘違いから、やりたいことや得意であるかもしれないことを最初からあきらめてしまっている可能性があります。
たとえば、「料理が得意なら料理教室を開いてみたり、料理のレシピをYou Tube動画に投稿してしてみたら?」と友達からアドバイスされたとします。
「いやー、料理が得意な人なんて山ほどいるから自分には無理だよ」
こんなふうに最初からあきらめてしまう人がいます。
確かに料理が得意な人はたくさんいると思いますが、実際に教室を開いたり、SNSなどの動画投稿までする人たちは、料理が得意だという人全体から見てみると数はグッと減るはずです。
「自分よりすごい人なんていくらでもいる」なんて上を見たらきりがありません。
どんなに成功している人だって最初からいきなりできる人なんてほぼいません。
あのメジャーリーグで大成功した、天才といわれているイチローだって最初からすごかったわけではありません。
小さな努力の積み重ねで野球が得意になり、あれだけの実績を生み出すことができたはずです。
世の中のどんなに成功している人たちでも、最初は小さなことからスタートしています。
ですので、誰もできないような特技である必要はなく、ほんの少しでも人より得意だ、得意でなくても好きだとか楽しそうと思っていたらそれでいいのです。
自分が好きなことで、さほどリスクを伴わないことであれば、さっさと始めてしまいましょう。
見つかるまで探す


やりたいことや得意なことを見つけるには、見つかるまで探し続けるという方法です。



なんだか身も蓋もない話ですが怒らないでくださいね(汗)
そもそも自分の本当にやりたいことや本当に得意とするものなんて、一度や二度やってみたところで簡単に見つかるとは限りません。
たとえば、自分のやりたい仕事を「この仕事はきっと自分がやりたい仕事だ」「きっと自分に合っている仕事に違いない」と思い、最初に就いた仕事が「やっぱりこの仕事は自分にとって天職だった!」と、たった一回目の仕事でこう思えるのは奇跡的なことでしょう。
大抵はやってみたものの、「なんだか想像していたことと違う」「もっと楽しいはずだったのに」などと期待していたことと違ったりします。
人はどうしてもリスクを避けてしまうものです。
ですが人生をノーミスで最初から最後までやりきる人なんて誰もいません。
本当にやりたいことや得意なことを見つけ出すには、失敗やリスクを怖れず、とにかく数多くのことを試していく必要があります。
たくさんのことにチャレンジすればするほど自己成長にもつながり、いずれ自分の本当にやりたいことや得意なことにたどり着けることができるはずです。
もし失敗やリスクを怖れてしまうならスーパーマリオの世界観に変換して解決する方法がありますので、興味ある方はこちらも読んでみてください。


ほんの少しの勇気で大丈夫


いま紹介してきた方法はどれも難しくなく、誰でもすぐに実行することができます。
それでもなかなかできないという人は、もしかしたら「自分にはやりたいことも、得意なこともあるわけがない」という思い込みがブレーキをかけているかもしれません。
まずはその思い込みを捨てる必要があります。
気づいていないだけで自分がやりたいこと、得意なことは必ずあります。
難しく考えず、もっとシンプルに考えてみてください。
自分がほんの少しでも興味を持ったり、得意かもしれないと思ったら素直に受け入れて、ほんの少しだけ勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
自分の気持ちに正直になることが「やりたいこと、得意なこと」を見つけ出す一番の近道です。
まとめ
以上、自分のやりたいこと、得意なことを見つける意外と簡単な方法について紹介してきました。
実のところ、私は本当にやりたいこと、得意なことはまだ見つかっていません。
ただ、「なんだか楽しそう」や「得意になったらいいな」というところから始めてみて、それが本当にやりたいことなのか得意なことなのかわからないですが、ずっと続けていることで一年前よりも数ヶ月前よりも、もっと楽しいと感じたり、成長も実感できています。
やりたいことや得意なことを見つけたいときは、ほんとに些細なきっかけでいいので、まずはとにかく始めてみてください。
些細なことがきっかけでなんとなく始めたことであっても、それをずっと楽しく続けられるのであれば、それはいつか本当にやりたいこと、得意なことに変わっていると私は信じています。