「部屋を片付けたいけど、物が多すぎて何から手をつけたらいいかわからない」
「せっかく部屋を片付けたのに、気づいたら物で溢れかえってしまっている」
このように物が多すぎて、部屋の片付けが全然進まないと困っている人はいるかと思います。
物が多すぎるのは、物を捨てられないことが原因かもしれません。
今回は物が捨てられず部屋が片付かないという方のために、物を捨てずに部屋を片付ける方法と考え方についてご紹介します。
この記事の方法を実践すれば、物を捨てなくても物を減らすことができます。
部屋の片付けがどうにも苦手だという人はぜひご覧ください。
「捨てる」から「手放す」へ
いらない物を捨てて部屋を片付けようとしているときに、こんなことを思ったことはありませんか?
「いつかまた使うかもしれない」
「なんだか捨てるのもったいないなぁ」
きっと誰もが「もったいない」という気持ちを抱いたことがあるかと思います。
この気持ちが物を減らすのにブレーキをかけてしまっています。
物が減っていかないのでなかなか部屋が片付かないのではないでしょうか。
まずはこの「もったいない」という気持ちをなんとかする必要がありそうですね。
その「もったいない」という気持ちをなくすためには単純に物を捨てなければいいんです。
物を捨てるではなく「物を手放す」と変えてみてください。
それって一緒の意味じゃないの?
いえいえ、持ち物を「捨てる」と「手放す」とでは意味が大きく異なります。
- 捨てる
-
捨てた時点でその物の役割は終える
- 手放す
-
手元から離れて別のところへ引き継がれ、その物の役割は継続する
役割を終えてしまう「捨てる」では、やはりもったいないと感じてしまい、物を捨てられないことにつながってしまいます。
一方「手放す」では、自分の手元から離れて必要としている人に使ってもらうという考えです。
役割を終えてしまう捨てるとは違い、次の人に使ってもらうので、その物の役割は継続することになります。
必要としている人に使ってもらえて「もったいない」と思う人はいないですよね。
リサイクルショップなどを利用している人で、捨てるのではなく手放していたとしても、次に使ってもらえる人のことまで考えて手放している人はなかなかいないと思います。
「次はどんな人に使ってもらえるんだろう」
「必要としている人に渡るんだからきっと大切に使ってもらえるだろうな」
ここまで思えるようになると手放し甲斐があるかもしれませんね。
手放さなくても、時には物の形が変わって役割が継続することも。
例えば、裁縫が得意な人であれば、いらなくなった衣類を使ってエコバックと形を変え再利用する。
形が変わったとしても別の役割を果たしたりすることもあります。
このようにその物の役割が継続し続けると思えれば、捨てようと思っていた時よりも物を減らしやすいはずです。
捨てるという考え方のままだと、いずれまた「捨てるのがもったいない」と思ってしまい、たとえ思い切って断捨離をして持ち物を大量に捨てたとしても、いずれ元の状態に戻ってしまう可能性があります。
もとに戻ってしまっては、せっかく断捨離した意味がありません。
部屋を片付ける労力と時間ももったいないですからね。
常に部屋をきれいにスッキリした状態に保つため、まずは「捨てる」ではなく、「必要な人に使ってもらうために手放す」と、考え方を定着させてください。
上手に部屋を片付ける方法5選
捨てるから手放すというマインドに変えることはできましたか?
最初は難しいとかもしれませんが、「もったいない」と感じたら「必要な人に使ってもらう!」と思い出してみてください。
では、次に部屋をきれいにする物を手放すコツをご紹介します。
- 使わないものを段ボールにつめる
- 洋服ハンガーの数を最小限にする
- 思い出の品や写真はデジタル化
- 友達や知人に使ってもらう
- リサイクルショップやフリマアプリを活用
持ち物を減らすために以上5つの方法を選んでみましたので順番に解説していきますね。
使わないものを段ボールに詰める
それでもやっぱりもったいない、いつか使うかもしれないと思ってしまう。
捨てるから手放すに切り替えられないという人は以下の方法で試してみてください。
一年間使わなかったら、それは無くても問題ないということです。
一年後に問答無用に手放すというルールを作ってみましょう。
自分が決めたルール通りに実行すれば物を手放すことができるはずです。
洋服ハンガーの数を最小限にする
クローゼットや洋服ラックにぎっしり衣類が掛かっているということはないですか?
人は空白を埋めたくなる習性があると聞いたことがあります。
そういった習性があるせいか、もしかしたら洋服ハンガーの数だけを掛けてしまっているのかもしれません。
洋服が溢れかえっている場合は、まずはハンガーの数を減らしてみてください。
ハンガーの数を減らすことで洋服は行き場をなくします。
洋服タンスやラックから行き場をなくした洋服をどうにかしようと意識するようになるはずです。
意識することで必要なものと必要でないものを選別していけばいいわけです。
数多くのハンガーにすべて洋服がかかってしまうと、景色の一部となって視界から消えてしまうのかもしれませんね。
まずは多すぎる洋服を見える化して、意識することが大切です。
ハンガーの数を必要最小限にして、「洋服がひとつ増えたら、ひとつ手放す」というルールを作ってみましょう。
思い出の品や写真はデジタル化
思い出の品や昔に撮った写真はなかなか捨てられないですよね。
ですが現代ではスマホで写真を撮ってデータとして保存しておける時代です。
料金はかかりますが、写真屋さんで昔撮った写真をきれいにデジタル化してくれるサービスもありますので活用することもできます。
特に画質にこだわらないのであれば、写真自体をスマホのカメラで取るという方法もあります。
少し寂しい気はしますが、思い出の写真は時代に合わせてデジタルという形に変えて保存するようにしましょう。
現物の写真を手放したとしても思い出は消えません。
思い出は心の中やデータとして残り続けていきます。
思い出の品を手放す方法について詳しく紹介していますので、こちらの記事も参考にしてみてください。
友達や知人に使ってもらう
見ず知らずの人よりも、まずは大切な友達や信頼している身近な人たちに使ってもらった方が手放し甲斐があるように思います。
例えば、大切な本だけど大量にあるため手放そうと考えて古本屋に本を売ってしまうのではなく、まずは本好きな友達や知人に譲る。
子供用の服やおもちゃであれば親戚や近所の子供に贈る。
このように自分の友達や大切な人たちに使ってもらうことで喜んでくれるはずです。
古本屋やリサイクルショップで売ればお金にもなるし、他の人の手に渡るかもしれないのでいいのかもしれませんが、身近な大切な人の手に渡った方がその後の感想も聞けたりしてモノの役割が継続していると実感できると思うので、より手放しやすくなるかもしれませんね。
リサイクルショップやフリマアプリを活用する
大切な人や知人優先で物を手放して、それでもまだ手放すものがあるなら
高価な品、価値あるものはリサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションなどを活用して必要としている人へ譲りましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらったり、フリマアプリなどで出品して売れれば収入になります。
捨ててしまって何もないより、少しでも収入になることは嬉しいですよね!
便利な世の中になり、様々な物を売る手段がありますので、自分に合った方法を選んでいきましょう。
他にもリサイクルステーションに持ち込むのもいいですね。
お金にはなりませんが、捨ててしまうよりかは再利用してもらった方が何倍もいいです。
まとめ
以上、物を捨てなくても部屋を片付ける方法を紹介しました。
まず大切なのは捨てるから手放すという考え方に変えることです。
このことだけでも覚えていってください。
「もったいない」という気持ちをなくすだけで、今まで物が捨てられず片付けが苦手だった人でも片付けができるようになるはずです。
私は以前、もったいない性で持ち物を捨てられず、片付けることが苦手でした。
ある日ミニマリストに憧れて最小限の物で暮らすことを目指した結果、部屋は常に片付けられている状態にしておけばいいんだと気づき、今回の手放すという考えを定着させることができました。
もちろん今でも部屋は片付けられた状態に保てています!
特に部屋が物で溢れかえっているという方は、この記事で紹介した物を手放す方法を試してみてください。
考え方を少し変えるだけで意外と簡単に部屋が片付くかもしれませんよ。