HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは感覚過敏性を持つ人のことを指します。
HSPは外部からの刺激に敏感で、環境の変化や他人の感情に影響を受けやすく、たとえば職場では、他人よりも多くストレスを感じてしまって、HSPであることをネガティブに捉えている人もいると思います。
しかし、これらの特徴をポジティブに捉えることができれば、HSPであることは自身の強みにもなり、仕事にも活かすことができるかもしれません。
今回の記事ではHSPの強みを活かすことができる、HSPに向いている仕事を紹介したいと思います。
HSPであることで職場に馴染めなかったり、どんな仕事についたらいいのかわからず、就職先や転職先に悩んでいる人たちに役に立つかもしれませんので、ぜひご覧になっていってください。
HSPに向いている仕事6選
では早速、HSPに向いている仕事を紹介します。
HSPに向いている仕事は以下の通りです。
- クリエイティブな仕事
- 人の心や体をケアする仕事
- 自然や動物と触れ合う仕事
- 自分のペースでできる仕事
- 正確さが求められる仕事
- 静かな場所の仕事
これらの仕事について具体的な職種についても紹介していきたいと思います。
クリエイティブな仕事
HSPは創造性が高く、アイデアを思いつくのが得意なので、クリエイティブな仕事に向いているといえます。
- イラストレーター
- ウェブデザイナー
- インテリアデザイナー
- グラフィックデザイナー
- ファッションデザイナー
- ミュージシャン
- ライター
- 画家
- 漫画家
- 建築家
- 編集者
- 小説家
- 脚本家
- イベントプロデューサー
人の心や体をケアする仕事
HSPは、他人の感情に敏感であり、共感力が高いため、カウンセラーや相談員、精神的な悩みをサポートするなど、人々の支援や助言などの業務に向いています。
- 臨床心理士
- 看護師
- 介護士
- スクールカウンセラー
- キャリアカウンセラー
- セラピスト
自然や動物と触れ合う仕事
HSPは大自然や動物との触れ合いが心地よく、自分自身をリラックスさせることができるのでHSPに向いている仕事といえます。
- 農業従事者
- 漁業従事者
- 動物園員
- 水族館員
- 自然や環境保護
- 花屋
- フラワーアレンジメント
- 自然ガイド
- 獣医師
- トリマー
- ペットショップ店員
- 動物トレーナー
自分のペースでできる仕事
HSPは人よりも敏感で繊細な性格なので人の多い場所や、動きが多い場所では自分のペースが乱されてしまい、疲れやすくストレスを感じてしまいます。
ですので、HSPの人は自分のペースでできる仕事の方が向いているかもしれません。
- 自営業者
- フリーランサー
- ハンドメイドの販売
- ブロガー
- せどり
正確さが求められる仕事
HSPは繊細な性格の持ち主なので、正確さや細かい作業を求められる職種が向いている可能性があります。
- データ入力
- 製造業のライン作業
- 経理
- 検査員
- 品質管理
- 秘書
- 翻訳
静かな場所の仕事
HSPの人は大きな音に敏感な人もいるため、騒がしい場所では多くのストレスを感じてしまうこともあります。
HSPの人は、落ち着いた静かな場所で業務を行ったほうがストレスを感じず集中力も高まるはずです。
- 図書館員
- 本屋
- 研究者
- 在宅ワーク
HSPは欠点ではなく個性
人よりも繊細で刺激や感情に敏感なHSPですが、良い面に目を向けてしまえばHSPは欠点ではなく、ほとんどが強みになるはずです。
他人と違うことを悩むよりも、他人とは違う個性を持っているのだから、それを仕事に活かすことができれば大きな成果をあげられたり、仕事に生きがいを感じることもできます。
そうなれば、お給料もアップするかもしれませんね。
せっかく生まれ持った個性なのですから、その個性が宝の持ち腐れにならないように、自分に適している仕事を選んでみてください。
もし、HSPであることをネガティブに考えてしまうという人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
以上、HSPの人に向いている仕事について紹介してきました。
意外とHSPの活かせる仕事は数多く存在しています。
今の職場でなんだかやり辛さを感じていたり、ものすごくストレスを感じているという人は、もしかしたらその仕事は自分に合っていない可能性もあります。
今の時代は転職が当たり前になりつつあるので、昔と比べれば仕事を変えやすくなっているはずです。
HSPの性格上、仕事で辛さを感じるのであれば、転職という選択肢も視野に入れておくといいと思います。