「玄関の鍵、閉めたっけ…?」
「あの時の失敗、どうしてあんなことしちゃったんだろう…」
「今、あの人にどう思われてるかな…」
些細なことでも気になってしまい、頭から離れない…そんな経験、あなたにもありませんか?
いわゆる「気にしい」な人は、他の人が気にしないようなことでも、つい深く考えてしまいがちですよね。
実は僕も、根っからの「気にしい」人間。HSP(Highly Sensitive Person)気質も相まって、ちょっとしたことでもすぐに気になってしまい、気持ちがぐったり疲れてしまうことがよくあります。
巷には「他人と比較しない」「自己肯定感を高める」「失敗を学びに変える」など、気にしないためのノウハウが溢れています。



分かってるけど、それができたら苦労しないよ
そう感じる方も多いのではないでしょうか。頭では理解していても、どうしても気にしてしまうことって、ありますよね。
この記事では、僕と同じように些細なことでも気にしてしまう「気にしい」さんのために、不安を「安心」に変えるための【簡単3ステップ】をご紹介します。
「気にしい」だからこそ、自分に合った方法で不安を解消したい。
そう願うあなたは、ぜひこの先を読み進めてみてください。きっと、心の重荷を軽くするヒントが見つかるはずです。
「気にしい」さんが本当にやるべき行動


「気にしない方がいい」と頭ではわかっていても、それが難しいから悩んでいるんですよね。
もしあなたが「気にしないことが難しく、悩みや不安がいつまでも消えない…」と感じているなら、こんなことを試してみてはいかがでしょう?
それは…「気になるなら、とことん気にする!」ということ。
「え、何を言っているの?」と思われるかもしれませんね。でも、これは決して逆説的な話ではありません。
気にしないことが難しいのであれば、いっそ徹底的に気にして、安心できる材料を自ら探し求めてしまえばいいのです。
「気にしない」ことが得意な人から見れば、安心できる材料を探すのは「無駄な時間」に見えるかもしれません。
しかし、「気にしい」さんにとっては、それは決して無駄ではなく、むしろ気にならなくなるための最短ルートになり得るのです。
どうしても気になってしまうのに、何もしない。これでは、ネガティブな感情を抱き続けるだけで時間ばかりが過ぎ去り、心はずっと辛いままです。
不安や悩みから解放されたいのであれば、何もしないよりも、安心を手に入れるための具体的な行動を起こしましょう。
「気にしい」さんでも大丈夫!不安を「安心」に変える具体的な3ステップ
ここからは、「気にしい」さんでも確実に安心感を得られる具体的な方法をご紹介します。
次の3ステップを踏むことで、あなたを悩ませる不安や気になることを解消できるようになるはずです。
まず最初に行うべきことは、何に不安を抱いているのかを明確にすることです。
漠然とした不安を抱えている状態では、対処のしようがありません。
「不安の種は一体何なのか?」
頭に浮かんだことを、まずはノートに書き出してみましょう。
箇条書きでも、マインドマップ形式でも構いません。
悩みの種を「見える化」することで、頭の中の不安が整理され、客観的に捉えられるようになります。
ただノートに書き出すだけでも、気持ちが落ち着くことがありますので、ぜひ実践してみてください。
不安の種が明確になったら、次に必要なのは「どうすれば安心できるのか」を具体的に考えることです。
ここでは、無理にネガティブなマインドをポジティブに変える必要はありません。
「何をすれば安心を得られるか?」という視点で、具体的な行動や状態を洗い出してみましょう。
不安の種を明確にするときと同じように、安心できる方法もノートに書き出してみてください。どんな些細なことでも構いません。
不安の種と、それを取り除く(安心を得る)方法をノートに書き出すことができたら、いよいよ最後です。
それを解決するために、具体的にどのような行動をしていけばいいのかを考え、そして実行に移しましょう。
具体的な解決策が明確になれば、「これをやれば不安を解決できる!」という気持ちが芽生え、まずは心が前向きになってきます。
そして、実際に行動したことで不安を解決できれば、それが確かな自信に繋がります。
たとえまた別の不安を抱いたとしても、この「安心のための3ステップ」を応用することで、自ら解決に向けて行動できるようになるはずせす。
【実践例】「安心3ステップ」を具体的にどう使う?
ここでは、具体的な状況に当てはめて「安心3ステップ」の書き方をご紹介します。ぜひ、あなたの不安に当てはめて実践してみてくださいね。
例1:友達からの返信がない時の不安
- 状況
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- 友達からのメールの返事がこない
- 不安の種
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- 送ったメールの内容に怒っているのかもしれない
- 相手の身になにかあったんじゃないか
- 安心できる方法
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- 相手が怒っていないかを知りたい
- 安否を確認したい
- 行動
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- 急ぎの用事であれば、心配し続けるよりも思い切って電話してみる
- 「〇日までに返事がほしい」と具体的な期日を伝えるようにする(※返事までの期間が短すぎると相手に負担をかける可能性があるので、ある程度余裕を持たせるのがポイント)
例2:老後の生活が漠然と不安な時
- 状況
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- 老後が生活が不安で仕方がない
- 不安の種
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- 老後にかかる金銭面での不安(退職金と年金だけで足りるか?)
- 病気になって余分なお金がかかったらどうしよう
- 安心できる方法
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- 不安がなくなるくらいの資産を保有する
- 親の遺産をあてにする
- 病気にならない健康な体がほしい
- もし病気になったとしても困らないような保険に入りたい
- 行動
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- 老後にどのくらいのお金が必要か細かくシミュレーションしてみる
- 自分が「これだけあれば安心」と思える具体的な貯蓄目標額を設定する
- 収入を増やすために、投資や副業、あるいは転職を検討する
- 遺産について、早いうちから親と話し合う機会を設ける
- 健康のために食生活見直し、定期的な運動を心がける
- 定期的に健康診断を受け、自分の体の状態を把握する
- 安心を得るための生命保険や医療保険を検討する(※保険は種類も多く、割に合わないものもありますが、お金を払うことで安心感を得られ、精神的な負担が軽減できる場合もあります)
まとめ|「気にしい」だからこそ、自分なりの「安心」を見つけよう
この記事では、つい気にしすぎてしまう「気にしい」さんが、不安を解消するための3ステップについてご紹介しました。
もちろん、不安を解消する最も早い方法は、やはり「気にしない」ことだと思います。
しかし、気にしないことが得意な人もいれば、そうでない人もいます。「気にしい」なあなたは、無理に「気にしない」と自分を追い込む必要はありません。
他人から見れば「どうでもいいような些細な悩み」かもしれませんが、あなたにとっては、それは決して些細なことではないはずです。自分自身の心を守るためには、必要な行動なのです。
「急がば回れ」という言葉もあるように、何もしないで落ち込んでいるより、ずっと有意義な時間になるはずですよ。
気にしいなら気にしいなりの自分に合ったやり方で、不安を解決していきましょう。