「羨ましいなぁ」
「なんであいつばかり…悔しい」
「どうせ自分なんか」
他人と自分を比べて劣等感を感じてネガティブな感情に陥った経験はありませんか?
そんな劣等感やネガティブな感情から逃れるためには、「他人と比較しない」や「他人軸ではなく自分軸で生きる」など、他人と比べることをやめることで人生をポジティブに生きられるといわれています。
「そんなことはわかってるよ」
「それができれば苦労しないよ」
他人と比較するのは良くないと思うけど、それでも他人と比較してしまうという人は数多くいるかと思います。
この記事では、つい他人と比較してしまってストレスを感じたり落ち込んでしまう人のために、他人と比較ばかりしてイライラしてばかりいた私が、他人と比較してもネガティブな感情にならなくなった方法をお伝えしたいと思います。
他人と比較しないようにすることが難しいという人はぜひご覧になってください。
他人と比較してもイライラしない、落ち込まない方法
まず結論からいってしまうと、他人と比較することでイライラしたり落ち込んでしまわないようにするには他人と比較しないことがいいかもしれませんが、それができないのであれば
「他人と自分を比較することは良いことだ」と捉えることです。
他人と自分を比べることで「羨ましい」「悔しい」「自分は他人よりも劣っている」など負の感情を強く感じてしまうのは、他人と比較することの悪い部分ばかりを意識しているからかもしれません。
他人と比較することの良い部分にも目を向けることでネガティブな感情を抑えることができると思います。
そのためにはまずは他人と比較することのメリットとデメリットを知ることが必要です。
他人と比較することによるデメリット
まずはなんとなく他人と比べることは良くなさそうな他人と比較することのデメリットからみていきましょう。
他人と比較することによるデメリットはこちらです。
- ストレスや不安を感じる
- 自己評価が下がる
- 人間関係の悪化
- 健康を損なう可能性
- 出費が増える
ストレスや不安を感じる
過度に他人と比べることはストレスを生むことがあり、自己肯定感が下がってしまうこともある。
他人の成功や幸福にフォーカスしすぎると精神的なストレスや不安を抱いてしまう原因になります。
自己評価が下がる
過剰に他人と比べてしまうことで自己評価に悪影響を与えてしまう可能性があります。
他人と比べて自分の方が劣っていると感じると自己評価が低下し、自信を失ってしまうことがあります。
人間関係の悪化
他人との比較が過度に行われると嫉妬や競争心を抱き、それが原因で友達や家族、仕事仲間などの人間関係に悪影響を及ぼす可能性があります。
健康を損なう可能性
「あの人には負けたくない」など競争心を駆り立てて自身を成長させようと努力します。
それ自体はいいことなのですが、相手を意識しすぎるあまり自分のペースを忘れ、頑張りすぎにより健康を損なう可能性があります。
出費が増える
他人と比べることで見栄を張ろうとすることがあります。
「他人よりもいい生活がしたい」「他人よりもオシャレがしたい」など、自分軸よりも他人軸で物事を考えるので、本来必要のないものまで購入してしまうこともあるので出費が増えることもあります。
他人と比較することで得られるメリット
次に以下のようなことが他人と比較することで得られるメリットになります。
- モチベーションの向上
- 目標設定がしやすい
- 安心感を得られる
- 知識の獲得やスキルアップ
- 経済が回る
モチベーションの向上
他人の成功や成果を見ることで刺激され、自分も努力しようとモチベーションを高めようとすることがあります。
モチベーションの向上が自身の成長や目標達成の手助けになります。
目標設定がしやすい
他人との比較をすることにより、自分の目標や抱負を明確にする助けになることがあります。他人の成功を参考にすることで自分の目標の方向性を決めるのに役立つかもしれません。
安心感を得られる
他人と比べた時に、「みんなと一緒だ」など、周りの人たちと違わないことを確認できれば、不安は軽減され安心感を得ることができます。
知識の獲得やスキルアップ
他人と比較することにより、新しい知識や情報を得る機会が増えることがあります。
他人の行動から学ぶことで、自身の知識が増えたりスキルアップにつなげることができます。
経済が回る
他人と比べることで競争心が芽生え、「他人よりも稼ぎたい」「お金持ちのように裕福な暮らしがしたい」などの思いを糧に収入を増やす努力をしようとします。
金銭的に余裕ができてくると購買意欲も上がり、結果ものが売れて経済が回り出します。
競争心がなかったとしたら稼ぎは減り物も売れず、経済は落ち込んでしまうかもしれません。
適度に他人と自分を比較しよう
他人と比較することは悪い部分も良い部分もありましたね。
しかし、他人と比較することが良くないイメージがあるのは、以下のようなことばかりにフォーカスされているからかもしれません。
- 他人と比較した人生は不幸だ
- 他人と比べることで他人の人生をいきている
- 他人と比べたところで何の意味もない
確かに人は生い立ちも性格も様々、育ってきた環境や経験も違い全く同じ人間は存在しませんので適切に比較することは難しく、そもそも比較対象になり得ないのかもしれません。
ですが、それでも他人と比べてしまうのは無意識に他人と比較することにメリットを感じている人がいるからではないでしょうか。
以前の私は他人と比べてばかりで、「なぜ、あの人ばかり評価されるんだ」「給料高い人は羨ましい」なんてストレスや苛立ちばかりを抱えていました。
ある時、他人と比べることをやめようと他人軸ではなく自分軸で生きるように考え方を変えてからは気持ちがとても楽になり、ストレスが大幅になくなりました。
他人と比べるのをやめて自分軸で生きられるようになる方法についてはこちらので詳しく紹介していますので、興味ある方はこちらも読んでみてください。
ただ、それと同時に向上心も薄れてしまったような気もします。
今まで他人と自分とを比較し、悔しい思いをしたことで「他人よりも頑張ろう」や「もっと努力して見返してやろう」など、モチベーションやスキルを上げて自身を成長させられたのも事実。
もし他人と比較することがなくストレスも感じることもなかったら今の自分はなかったと思います。
こういったことからも、他人と比較することは良くないことだと決めつけるのではなく、他人と比較することのメリットとデメリット両方の良い部分に目を向け、上手にバランスよくコントロールすることや多少のストレスを負うことも大切だと感じます。
まとめ
以上、他人と比べることのメリットデメリットについて紹介してきました。
最後にもう一度、他人と比べることのメリットとデメリットをおさらいしておきます。
「他人と比べても仕方がない」「他人と比べてばかりでは幸せになれない」など、他人と比較することがあまり良くない印象がありますが、他人と比較することがデメリットばかりではなくメリットもあることを知っていただけたかと思います。
もし、他人と自分とを比較してしまって気持ちが落ち込んでしまっているという方は、他人と比較することのメリットにも目を向けてみてください。
良い部分にも目を向けることで落ち込んでしまった気持ちは上向いていくはずですよ。