私は極力物を持たない暮らしを目指しているので、炊飯器を手放すことにしました。
今までは炊飯器があってあたりまえの生活をしていたので、炊飯器がなければご飯は炊けないと思い込んでいました。
ですが、炊飯器ではなく鍋でも簡単にご飯を炊くことができるということを知りました。
慣れるまでご飯を上手く炊くことがなかなかできず時間もかかりますが、コツさえ掴めば誰でも簡単にご飯を炊くことができます。
本記事では鍋とIHクッキングヒーターを使って、ご飯をおいしく炊く方法をについて紹介していきます。
鍋で1合の米を炊く方法


それでは、IHクッキングヒーターと鍋を使って1合の米の炊き方を説明していきます。
今回使用する鍋は16㎝になります。
米を研ぐ
まずはお米を研いでいきます。
米を研ぐのがめんどくさいという方は無洗米がおすすめ!
無洗米のほうが若干高いものの、米を研がなくて済むので時短にもなるし、水の節約にもなります。
水に浸す
米を研ぎ終わったら、次は水に浸していきます。
普通米の場合、米1合(150g)あたり水200ml。
炊きあがりを柔らかくしたい場合は水を220ml。
硬めにしたい場合は水の量を180mlなど、20ml単位で調整するといいと思います。
ちなみに無洗米の場合は米1合あたり水230mlが適切と言われています。
米に水を加えたら、夏場なら30分〜1時間、冬場なら1時間〜2時間ほど水に浸して置いてください。


米に水分を十分に吸水させることでデンプンが分解され、ふっくらとした美味しいご飯になります。
水の量や浸す時間はあくまで目安です。気温や新米などで量や時間の微調整が必要なので自分好みに炊きあがるように調整してみてください。
米を炊く(13分間)
強火か中火にして沸騰させます。
この間は蓋を開けていてもオッケー。


グツグツ沸騰したら弱火にし、蓋をしてから13分間炊きます。



中が気になるところですが、途中で開けちゃダメ!我慢ですよ。
IHクッキングヒーターにタイマー機能があれば13分後にスイッチが切れるように設定すると便利です。タイマー機能がなければクッキングタイマーやスマホのタイマーなどを使って時間を計りましょう。


- おいしく炊くための蒸気が逃げてしまわないように、沸騰して弱火にした後は蓋を開けない。
- 保温程度の弱火だと恐ろしいぐらい不味くなってしまうので注意が必要。
- 小さく細かい泡がでるくらいが目安。
蒸らす(12分間)
13分間炊いた後は、12分間蒸らしてください。
このときもまだ蓋を開けてはいけません。



気になる気持ちを抑えてくださいね!
蒸らしが終わったら完成です。


あとは炊きあがったご飯をしゃもじで軽くかき混ぜてくださいね。
ふっくらツヤツヤご飯の出来上がり!


米を30分水に浸した場合の炊き上がりまでの所要時間はおよそ1時間。炊飯器で炊く時間とそれほど差がないですね。
鍋で米が炊けるようになるメリット
鍋で米を炊けるようになっておくと、以下のようなメリットを得ることもできます。
- 災害時に役立つ
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普段から米を炊けるようになっておけば、災害時にライフラインがストップしてしまったとしても米を炊くことができます。
いざという時のためにも、カセットコンロや飲料水、防災グッズなどを事前に用意しておきましょう。
- 炊飯器がいらなくなる
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炊飯器を置くスペースが空くのと、炊飯器を買い替えることがなくなるので費用もかからず経済的。
- 米を炊くのが楽しくなる
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鍋を使って自分自身で炊き上げるので、炊飯器で自動で炊くときとは違って、炊き上がりまでのワクワク感を味わえるので楽しさを感じることができます。
まとめ
以上、鍋とIHクッキングヒーターを使って米を1合炊く方法を紹介してきました。
最初は上手く炊けないかもしれませんが、コツを掴むと誰でも上手に炊くことができるようになります。
世の中なんでも自動化が進み、暮らしは楽になっていきますが、たまにはひと手間加えるだけでちょっとした感動を味わえるかもしれません。
ご飯を炊飯器ではなく、鍋で炊けるようになっておけば、いざという時にも役立ちますので、鍋で炊いたことがないという方は一度試してみてくださいね。