自己肯定感という言葉を耳にしたことはありませんか?
メディアなどで自己肯定感のことについて紹介されると、物事をポジティブに捉えられる、自信を持って行動できるなどのように「自己肯定感が高いことは良いこと」のようにいわれています。
自己肯定感を高めることができれば、自信を持つことができるので他人と比べて落ち込まなくなったり、困難があっても乗り越えられる力を発揮することだってできるかもしれません。
自分に自信を持ち、自分らしく生きるためには自己肯定感は高い方がいいといえるでしょう。
ではどうやったら自己肯定感を高めることかできるのでしょうか。
何冊かの自己肯定感に関する書籍を参考に自己肯定感を高める方法について私なりにまとめてみました。
自己肯定感を高めたい、自分らしく生きたいと考えてる方はぜひご覧になっていってください。
それではよろしくお願いします。
自己肯定感とは

本題に入る前に、まず「自己肯定感とは」について簡単に触れておきたいと思います。
自己肯定感とは
- 自らの在り方を積極的に評価できる感情
- 自己存在感
- ありのままの自分を肯定する
- 自分が好き
- 幸福感を感じる
- 自分に満足している
- 自身の価値や存在を認める
などが挙げられます。
これらのことを見ていると自己肯定感が高い人はポジティブな人だということが想像できます。常にポジティブな思考でありたいところです。
しかしながら人はポジティブな思考よりネガティブな思考を抱いてしまう傾向にあるようなのです。
ここで自己肯定感を上げるおすすめ書籍をご紹介します。
中島氏輝さんの書籍【何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書】
こちらの書籍にとても興味深い研究結果が記載されていましたので一部引用します。
アメリカで行われた心理学の研究によると、私たちは1日に6万回の思考をおこなっているそうです。その6万回のうち80%、約4万5000回は、身を守るためのネガティブな思考になりがちということもわかっています。
何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書より引用
一日の思考のうち80%もネガティブな思考をしているなんて驚きですね。
自己肯定感を高めるためにはまずはネガティブな思考からポジティブな思考に変えていくことが必要なようです。
ではこれからポジティブな思考でいられるように自己肯定感を上げる方法について見ていきましょう。
自己肯定感を上げる9つの方法
自己肯定感に関する書籍をもとに、いくつか抜粋して自己肯定感を高める方法についてまとめてみました。
- 鏡に映る自分にポジティブな言葉をかける
- 散歩してみる
- 価値観が似ている人と喋る
- 十分な睡眠をとる
- ネガティブな感情を受け入れる
- 相手や自分を褒める
- 他人と比べない
- 寝る前に一言日記を書く
- 自己啓発系の書籍を読む
以上、簡単にできそうな9つの方法を選んでみました。
ではそれらの方法を順番に説明していきたいと思います。
鏡に映る自分にポジティブな言葉をかける

鏡に映る自分にポジティブな言葉をかけてあげましょう。
人は自己肯定感が下がっているときは鏡を見て
「なんだか最近シワが増えたなぁ」
「今日は髪型がいまいち決まらないなぁ」
など否定的な言葉を思いがちです。
一種の自己暗示のように毎日鏡に映る自分に
「今日は顔色がいいね!」
「今日も笑顔で元気いっぱいだ!」
などポジティブな言葉をかけることによって自己肯定感が上がっていきます。
普段からポジティブな言葉をかけていくと自然と自己肯定感は上がっていき、鏡に向かって毎日のようにポジティブな言葉をかけられるようになるはずです。
散歩してみる

散歩をすることによって生活のリズムが整う効果があります。
風景を眺めたり風を感じたり自然と触れ合うことでリラックスすることができストレスの発散にもなります。
そして太陽の光を浴びると幸せホルモンといわれているセロトニンというホルモンが分泌されます。
幸せホルモンといわれているセロトニンを得ることで精神が安定したり、安心感を得たりするので気持ちが前向きになり自己肯定感を上げる効果が期待できます。
価値観が似ている人と喋る

自分と同じ趣味や自分が気になっている話題など価値観が似ている人と喋ることで、すごく楽しいと感じたことはありませんか?
愚痴の言い合いや悩みを話すのはストレス発散になることもあります。
確かにストレスを発散するために、時には愚痴や悩みなどをこぼすのも大切です。
ですがネガティブな会話ばかりしてしまうと相手も自分も気が滅入ってしまって、自己肯定感が下がってしまう可能性があります。
もし自己肯定感を上げたいのであればネガティブな会話はほどほどにして、共通する趣味の話や楽しい会話を心がけましょう。
十分な睡眠をとる

睡眠を取ることは大切なことだということはみなさんご存じかと思います。
わかっているものの毎日が忙しくて十分な睡眠をとれていない人もいるのではないでしょうか?
しかし、人間にとって睡眠を取るということはものすごく重要です。
睡眠を取ることで以下のようなメリットがあります。
- 疲労回復
- 記憶を整理し定着させる
- 免疫力が向上する
- 新陳代謝が活性化される
- 不安やストレスが減る
睡眠によるメリットについての詳しい内容は今回は割愛させていただきますが、しっかり睡眠をとらないことによって身体も心も健康ではなくなり、自己肯定感も下がってしまいます。
やはりしっかりと睡眠時間を確保することは重要ですね。
ではどのくらいの睡眠をとれば適切な睡眠時間といえるでしょうか。
世の中にはショートスリーパーやロングスリーパーといった人たちもいますし、まだわかっていないことが多く、残念ながら適切な睡眠時間はまだ断定できないとのことです。
ですが一つの目安として例を挙げておきますと、カリフォルニア大学の研究チームの研究結果によると7時間の睡眠時間が良いとされているそうです。
睡眠の効果を最大限活かすためにも質の良い睡眠を心がけていきたいですね。
ネガティブな感情を受け入れる
自己肯定感が低いとネガティブな感情を抱きやすくなります。
しかし誰しもネガティブな感情を抱くのは自然なことです。
自己肯定感を上げたいのであれば、まずはネガティブな感情を受け入れることから始めましょう。
ネガティブな感情を受け入れることによって「今、自分はネガティブな感情を抱いているな」と気づくようにしてみてください。
気づくだけでも気持ちが和らいだりします。
ネガティブな感情を受け入れる方法について詳しく知りたい方ははこちらを参考にしてみてください。
相手や自分を褒める
人を褒めることによって相手と自分の双方にメリットがあります。
相手を褒めると良好な関係を築けたり、会話をしているだけでお互いが楽しくなり気持ちが前向きになったりします。
自己肯定感が低くなっていると人の悪い面ばかりが気になったりします。
積極的に良い面を見つけて褒めてあげるようにしましょう。
どうにも気が合わない人とは無理に接しようとせず、いったん距離を置くことも大切です。
人を褒めるのと同じくらい大事なのが自分を褒めることです。
仲の良い友達や大切な人たちには優しく接してあげられるのに、自分のこととなると厳しくなる人もいますよね。
自己肯定感が下がっていると「どうせ自分なんか」「なんて自分は無力なんだ」など心の中でネガティブワードを思い描いてしまいます。
そんな時は大切な人と接するように自分自身にも優しく接してあげてみてください。
自分を褒めれるようになると自分自身が好きになり自己肯定感が高くなっていきます。
最初は慣れないかもしれませんが積極的に相手も自分も褒める習慣を身に着けていきましょう。
他人と比べない
誰しも他人と自分を比べて不安になったり落ち込む経験をしたことがあると思います。
- 周りの目や評価が気になる
- みんながやってるから自分もやらなくては
- 同じ年代の人たちより稼ぎが少ない
- Twitterやインスタグラムを見ていて「自分と違ってみんな幸せそうだな」などと劣等感を感じる
このように他人と比べてネガティブな感情を抱くこともあったはずです。
でもよく考えてみてください。自分とまったく同じ人間なんて存在しません。
人それぞれ生まれてきた経緯も環境も考え方も違います。
なので他人と比べる必要なんてありません。
例えば、野球経験のない人が野球中継を見ていて、ホームランを何本も打つ選手を見たとしましょう。
そんな時に「自分にはホームランなんて打てないから駄目な人間だ」なんて思いませんよね?
今のは極端な例でしたが、人はそれぞれ違います。
そもそも他人は自分と比べる対象ではない。
あなたは唯一無二の存在なのです。
もちろん他人と比べることのすべてが悪いわけではありません。
他人と比べることで「よぉし、あの人には絶対負けないぞ!」と闘争心が芽生え自己を鍛えることにつながることもあります。
でも、もし他人と比べて心が苦しいのであれば少しずつでもいいので他人軸ではなく自分軸で物事を考えるようにしていきましょう。
寝る前に一言日記を書く

寝る前に一日であった良かったことを日記に書くことです。
一言でいいのでノートやスマホのアプリなどに最低1つ以上書きます。
例えば
「今日のお昼ご飯おいしかった!」
「コンビニの店員さんがすごく親切だった!」
「今日は天気が良くて気持ちがよかったな!」
など些細なことでいいので良かったことを日記にします。
人は寝ている間に記憶の整理や記憶の定着をさせるといいます。
特に寝る直前の情報は記憶力がアップします。
ポジティブな情報を記憶に残すことで自己肯定感を上げるのに期待できます。
逆に不安を抱えたまま寝てしまうとネガティブな情報が定着してしまうので自己肯定感を下げてしまう原因にもなってしまいます。
ポジティブな情報を記憶に定着させて、朝起きたときは気持ちの良い一日の始まりにしたいですね。
自己啓発系の書籍を読む

自己啓発系の書籍を読むことで、モチベーションを上げる効果が期待できます。
自己肯定感を上げる方法について書かれている書籍も数多く出版されているので、自己肯定感を高めるには読書は特におすすめの方法です。
読んだ直後はすごくモチベーションが上がっていても徐々に気持ちが下がっていってしまいます。
ですが、読書を習慣化することで高いモチベーションを維持することができます。
そのほかにも、読書には様々な効果があるのでとても魅力的ですね。
読書がもたらす効果について知りたい方はこちらへどうぞ。
読書を習慣化したい方はこちらの記事がおすすめです。
自己肯定感を高めることで得られるメリット

自己肯定感を高めることで以下のようなメリットを得られます。
- 失敗を恐れなくなる
- 逆境を乗り越えられる
- 様々なことに挑戦しようとする
- 幸福感が得られる
- 落ち込むことが少なくなる
自己肯定感を高めるとポジティブになり、楽しくなりそうですね。
ただポジティブは良いことで、ネガティブは良くないことと思いがちです。
ですがネガティブな感情を抱くことによって自身を守ったり、自身の成長につながったりもします。
自己肯定感を高めることばかりにフォーカスするよりもポジティブとネガティブの感情をバランスよく保つことが大切です。
まとめ
以上自己肯定感を高めるための方法についてご紹介しました。
最後に自己肯定感を高めるための行動をおさらいしておきましょう。
- 鏡に映る自分にポジティブな言葉をかける
- 散歩してみる
- 価値観が似ている人と喋る
- 十分な睡眠をとる
- ネガティブな感情を受け入れる
- 相手や自分を褒める
- 他人と比べない
- 寝る前に一言日記を書く
- 自己啓発系の書籍を読む
これらの方法は今日からでも簡単にできる方法です。
思い立ったらすぐに行動するということも自己肯定感を高める方法のひとつです。
まずは少しずつでいいので自分ができそうなことから取り組んでいってください。
そして自己肯定感を高めて自分らしく生きていきましょう。
今回参考にしたおすすめ書籍
「何があっても大丈夫。と思えるようになる自己肯定感の教科書」中島氏輝(著)
「最新科学から最高の人生を作る方法 THE THREE HAPPINESS 精神科医が見つけた3つの幸福」 樺沢紫苑(著)
「自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと」わたなべぽん(著)
今回参考にしたおすすめな書籍になります。
自己肯定感を上げたいと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!